ゆれる

長めに喋る事〜!

ひとりのこと

 

一人で居る事が大好きだなぁと、先日かみしめて思いましたので、ひとりのことについて書こうと思います。

 

私はたいていの事はひとりでなんでもできるしどこにでも行けます。(あぁ、でも海外は怖いから行けない…)人から稀に見る自立心の高さと言われた事もあるのですが…。自立心ももちろんありますが何よりひとりで居ることが単純に、本当に、楽しいです。

 

ブリーフアンドトランクスに「ひとりのうた」という曲がありますが、すげ〜〜分かる。曲の構成も、ひとりきりっていいよねが9割、ひとりきりって寂しいが1割。完璧な比率!

ひとりで居て楽しいときは、いつもこの曲が頭の中で流れていて「めっちゃ楽しい〜はっぴ〜ひとり〜〜!」って心の中で歌っています。ひとり好きな人は聞いてみてください、ブリトラ他にも良曲ありますので…。取り敢えずこの曲をBGMとしてこの記事読んでほしい。笑

 

仕事後ひとりで美味しいコーヒーを飲みながら読書をしたり、カジュアルなワインが美味しいお店に行ってもぐもぐ食べたり(ワインは飲めない)、ひとりで行く買い物も大好きですし、ひとりで美術館に行くのも好き。

同行者に気を遣わないというのが大きな要因ですが、それだけじゃなくって、ひとりで居ると周りを見るのがめちゃくちゃ面白い。同行者が居ると必然的に会話が生じるのでそちらに気を向けて会話を成り立たせなくてはならない。私にとっては会話って結構集中力が要る。言葉を選んだり相手の様子を見たり、途切れたら新しい話題を探したり。

ひとりで居るとそこに使っている労力を周りを見る事に使える。人のまばらなところと密集しているところの差とか、人が一斉に動いている様子をじっと見られる。ワラワラって不揃いに個々に動くものが面白すぎる。昔から不揃いが大好きで、試験のマークシートのマークの規則性のなさとか、サッカーの試合を上から写したときの選手のパラパラした動きとか、見ていて本当に楽しい。

 

あと人間で言うと、人間の姿形の造形、個体差がありすぎてびっくりする!当たり前の事だけど、思っている以上に同じところがない。あんまり人の顔をじろじろ見るのは褒められた事ではないんですが、そのひとりの顔におさまってるパーツの組み合わせの塩梅が、世の中に一つしかないんだぁって思うと興味津々になってしまって…。丸顔、面長、シャープ、大きい小さい、せまいひろい、なだらか急、とか、その中間とか。同じ人間なのにこんなに違ってそれも個に個の自我があるって神秘的すぎませんか。

まず男と女、そこからずっと要素の樹形図が広がり続けて毛細血管か〜〜みたいなレベルにまで続けてようやく個にたどり着くの凄すぎて凄い。生き物ってすごい。

私はこの女の人のお顔を好きだと思うけどそれはなぜだろう?!って考えるのも楽しい。このパーツがこうで、ここがこうだから好きっていう、好きな理由を探すのも大好き。なので割と女の人の顔を見てる事が多い。

 

あとは風景も面白い。パッと見たときの建物と空の比率とか、見る場所に左右される構図とか、色合いとか、建物の形とか。立ち止まって見るのもいいですけど大体は通り過ぎながら見てるの瞬間性もいとしいというか、その時しかない!と思うとより素晴らしく感じるもので。

 

あと一人でご飯を食べるとき、行儀がよくないけれども本を読みながら食べるのもよくやります。川上未映子さんのエッセイで、面白い本は読むことだけに夢中になってしまうと面白いって体現してるようなものなので、そこまででもないよ、ご飯を食べる片手間に読めちゃうくらいだし夢中じゃないんだからね!っていう態度で読んでるというような事を書いていた(気がする、曖昧ですが…)のが印象的で可愛くて。

高校生の頃はもう未映子さんが羨ましくて憧れだったので真似してたんですけど、結局読書の片手間にご飯を食べるになってしまって、逆転してるじゃんって。今でもたまに読書の片手間にご飯食べてます。

 

結局人に気を遣うのが苦手なのと、人の前では見栄っ張りな性格なのが災いして、他人の前では強固に自分を作っておきたいし弱いところはなるべく見られたくないと常々思っていて、そういう点でやっぱりひとりが一番気楽なのだろうなぁと。

知らない人ばかりなら格好悪いところを見られても全く問題ないし、もう会わない人になら弱いところを見せてもその後差し支えがないと考えてしまうから、だからこそ近しい人には弱さや格好悪いところは出せなくなってて割と難儀していますが…。

 

とにかく頭の中でぐるぐる目まぐるしく考えるのが癖なので考えてる事の変遷とか、意識せず流れてたものを認識して、自分今こんな事考えてたんだなぁ、変なの…って思う。

誰かといた後、楽しかったなぁと思うけれど、結局ひとりが一番楽しいのかもしれないって思ってしまうのはちょっと悲しいし相手に失礼かもしれない。あと、ひとりでいるのが楽しいはずなのに、誰かと連絡を取り合っていたり、ツイッターで人の気配を感じたりすることはやめない矛盾は不思議。それでも街中でひとりで行動しているときの満ち足りた感覚、足先まで行き渡るよう全能感はひとりでいるときしか味わえない訳で、誰かといると得られない。

ひとり行動をしてとても楽しかったのだと、人に話すと、やっぱりそういうところが変だねと言われたけど、それでもやっぱり、ひとりきりっていいよね。

 

おわり!