ゆれる

長めに喋る事〜!

世界と個と。

 

最近めちゃくちゃ文字打ってる!えらい!

今回はFGOの3つ目のロストベルト、シンをクリアしたのでその感想をまとめるまでもなくザザ〜、ザザ〜っと打っていきます。構成とかそんなんないから!!!

 

コヤンスカヤが妲己だったなんて………。

そんなん好きやん。好きになるしかないやん。戦国無双が好きでその後無双OROCHIやって妲己ちゃん大好きになった私やで?封神演義は途中までしか読んでないんだけど、妲己ちゃんのあの無慈悲極まる残酷さを目の当たりにしても有り余る魅力にドキドキして好きぃ…て思った私やで?これまでストーリーに追いついた事がなくてストーリーで読む前から好きなサーヴァントは揃っていた奇跡のカルデアのマスターであった私が初めて…未実装のサーヴァントを好きになってしまった…引ける自信がない…。

福袋で呼べなかった沖田さんをお呼びする為に貯めようとしてたのに、コヤンスカヤも呼びたくなってしまった。同じく未実装のカイニスさんに想いを馳せて貯石をしながら半ば狂ってるお友達のあきおさんみたいに私もなっていくのだろうか。とりあえずこれからは衝動で回さないように頑張りたい。コヤンスカヤという悪女を召喚したい。どうしても。

心配性かというくらいの周到さ、小賢しさ、悪趣味、観察力、相手を逆撫でする煽り方、契約ごとは完遂させるプライド、どれを取ってもスキスキのスキ!!!今日からおれは!石を貯める!最初のCAみたいな秘書スタイル、ロシアや北欧の極寒スタイル、中国でのチャイナ、次はインドだし…こんないい思いさせてもらっていいんですか。そして豊かすぎる表情差分。ありがたすぎる。入念に召喚の素振りしとこ……🔥

 

シンの国の運営システム的なところは無駄がなくて成立し切っている泰平でマジで天下というか世界を全て統一しているロストベルトというのはこれまでになかった状態でした。未完成から完成させていく過程じゃなくてもう完成仕切ってるがなな世界。

 

投薬で民の寿命を操作し、老いの苦しみを味わう前に死んでいくのも倫理観抜くと上手い仕組みだと思った。苦しみながらも死ねないよりは優しい。皇帝が一人で全責任を負う事のできる器を持った存在だったから、民は等しく庇護対象になり独裁だからこそ倫理観が途中から独自に進んでああいう管理体制になっていったんだろう。

民から全てを抜き動物と大差ないくらいに思考力を落とす事で皇帝による一元管理しやすい状態にし恒久的に争いが起きない世界を成し遂げるというのが噛み合ってて違和感がない。ゲッテル同じくそれをその世界の理として長い時統治してきたから現地民の発言や暮らしぶりで異邦人である私たちとおマシュはいつも面食らうわけですが。

この世界つくり的に完成されてはいるけど、文化と芸を好む身としては悲しいな〜と思いました。芸事の良さを知らず生かされて死んでいった人たちが悲しい。汎人類史側から見るとマージで倫理観死んでて思考や表現の自由を奪われまくった残酷で身勝手な世界やなとなるんですけど。一辺倒にそうも言えないのがFGO二部の面白いところですよね。その生きてた人たち当人が心から平穏に争い事に怯えず暮らせる事が最上の幸せだったのならと。それを彩ったのが今回は秦良玉ちゃんと蘭陵王だったんですな。秦良玉ちゃんは分かりやすく書かれてたから割愛しますが。

私はヒナコちゃんの指示でマスターを闇討ちしようとした時の蘭陵王がとても好きで。美しいものを見て絆される そういう心を持ち合わせた者には幸ある命を全うしてほしいと、闇討ちできなかった。そんな、できなかった蘭陵王を許せと言う彼の事が~~~わ〜〜ん………そういう美しくて気高い精神スキちゃんなのに…。蘭陵王はヒナコちゃんに仕える事を全うしていましたけど恐らくこの世界のあり方的には合わない人柄だったんだなと思ったんですけど。悲しい〜泣 顔が美な事しか分からなくてマジで史実も何も知らないし調べてもないんだけど。もしその美によって苛まれたり虐げられたり利用される存在だったなら大切にしていきたいと思うこの気持ち。実際知らんけど。でも好きです。多分シンで出てきたシンのキャラで1番好き。

 

始皇帝も好感持てる存在だったのも汎人類史一辺倒になれない一因です。探究心と責任感が強すぎる。裏付けされた自信に溢れてる。自己肯定力ある人基本的に好きだからな。本当に高貴なだけで皮肉屋でもなんでもなく素直。民が苦しむのや争うのを良しとしない人物だったからこそ今こうなってる訳で。民が自分と肩を並べ語らう対象じゃなかったから管理する方に傾いてそれが彼の理想とマッチしていた結果なんだろう。いたずらに民の事を蔑ろにするような皇帝じゃなかったので好感を持ててる。荊軻さんとの面白いやり取りを経て最終殴り合いを選ぶのもまた面白かったな。この人物像を対峙する相手として作るの凄いわ…。

 

そしてあとはシンでの大きな大きな要素であるたったひとつの慕情についてですよね。

いや、世界同士を相対させてどうのこうのってドンパチやってる大規模戦争の最中にこんな…極小の…個人のパーソナルなものが世界を揺るがす大きな目になる構成…素晴らしいよな。めちゃくちゃに皮肉も効いてる。

そも、限りある命の我々が永遠の生を持った存在の気持ちを想像して創作物にしてるこの事実も面白いですけど。それはこれまでのあらゆる創作物に言える事なので言うだけで終わりなんだけど。

虞美人さんの過ごしてきた長い歳月を思うとなんも言えねぇじゃん。そんな…何千年か知らんが想像もできひんような間項羽様の事を…。素直に、シンPUで項羽様を見たときに「なんやこのバケモノ!こわ!!!」って思ってちょっとごめん。いや、そんな世紀を超えた壮絶な慕情の対象の外観をあの…やばいものに仕立て上げる根性なんなん。素直にひどくない?歪なものが美しいものに触れる事で感動掻き立てるみたいな?いや…。でも正体を明かす前のヒナコちゃんがあんなに項羽項羽様なのは何故かっていう疑問を持ったとき、項羽様にラブだからかと新所長が分かりやすくこぼしたのを前にしても、いやいやまさかそんな…どう見てもバケモノでっせ?と、半分くらい恐らくそうなんだろうなと感じた上でも尚否定したくなるような力が!作用が!あの見た目にはちゃんとあった訳ですけども!!!まぁそこはもういいわ。

 

とにかく虞美人さんの「人間も世界も正味どうでもいい」というスタンスは辻褄が合いすぎるし、そういう存在が抱いたたったひとつの慕情こそが、虞美人さんが何もかもをかなぐり捨ててでも得たい守りたいものとして世界存続の雌雄を決する際に我々に相対してきていて。極大と極小のぶつかり合いという組み合わせ方が上手いなぁ〜〜と思いました。ぶつける属性の組み合わせオタクだからさ…(?)

これぞ悠久の時を超えた壮大なロマンスだったのでそれを我々の手で阻害するしのびなさったらない。皇帝が言ってた、オメーが英霊になって元々の項羽の願い(人間の世が平和なこと)を実現するために協力しな、したら項羽も浮かばれるだろう的な発言はちょっとかなりデリカシーないし丸め込まれた感はあったけど、その後の英霊同士としてまた召喚された先で会えるかもじゃん?な部分はこちらもほんと望んでやまないというか。うちには呼べなかったけどどこかのカルデアで二人で幸せに過ごせてる事を祈るばかりです。ツイートもしましたが項羽倒れた後、おマシュがお約束とでも言わんばかりに「芥さん………っ」てなってるところを「その女性の痛みを理解することも分かち合うことも、きっと人間には不可能だ」ってピシャっと諌めていたダ・ヴィンチちゃんが良かった。おマシュは優しくて感情的なところがあるから割り切るのが難しいのかもしれない。「他者の事は絶対に理解出来ない」が私の信条なので。

 

最後、あの知を得た粋過ぎる少年と皇帝が会話するのはエモかったですね。管理して庇護する対象物から肩を並べて対話する対象の人になったし、物理的にも天子が地に降りてきた事になる。あの後どれくらいでシンが消えてしまったのか気になりますが、貰った礼装も民と一緒に描かれた朕でエモエモのエモでしたね。しかして知を得、圧政おじさんから自由を肯定されたあの名前も教えてもらえなかった少年、知ったからこそこれ以上未来がないのがとてもとても残酷ですね。咸陽には芸術っていうのがあるらしいとか、自分が誰かの圧政おじさんになるんだ!って言ってたのも思い出して一層悲しい。芸術や文化にもっと触れさせてあげてぇ。やっぱりロストベルトの切除はしんどい。

 

あとあと空想樹の中身宇宙なわけ?キリシュタイアとおはなししてたのはやっぱ宇宙人なわけ?FGOも最終イナズマイレブンなの??!まじ?!

そんなところでしょうか。

そして私はメイスカなる私向けも甚だしい組み合わせのやりとりを読むためにあと数日しかないけどイベント頑張ります。インドも楽しみだな〜〜!!!!おわり!