ゆれる

長めに喋る事〜!

あゆみんのバースデー

 

わ〜〜ついに!とうとう!この日が来てしまった!そんで終わった!!!(?)

1月7日、モーニング娘。1番の推しの石田亜佑美ちゃんのお誕生日、及びバースデーイベント〜〜おめでたい〜ハピハピ〜

f:id:kihayame162:20190108004513j:image(明日にはちゃんと色ぬりして差し替えるので今日は下書きで許せサスケ)

去年は情弱初心者オタクで申込すら逃していたのですが今年はちゃんと!やりましたよ!一部しか当たらなかったのですが、遠征なので日帰り出来て楽ちんではある。だからこそこうして帰りの新幹線で早速感想を書く事ができてる。夜行で帰ったり泊まりだとその時点で疲れ果ててまとめられないんですよね…老いってやつ…。

 

バースデーイベントは二回めで、初めて行った中西香菜ちゃんの時は聞いたことない謎の会場だったのですが今回はおなじみの山野ホール、おなじみだけど初めて行く山野ホール

まずちょびっとだけ文句ですけどグッズの詳細が当日の数時間前ってどういう了見なん、、、。タオルだけ前日くらいに公開されたけども。どれか納期ギリギリだったんかな、タオル以外写真とアクキーだしそんなギリギリなるものもないと思うけど汗 いつもそんなんだっけ…?

一部だけだったので余裕っしょイケるっしょと思って高めのヒールで行って本当に後悔しました。思ってた以上に並んで無理っしょだった。でも一部終わって帰り際に見たら物販かなり売り切れてたので頑張って並んでよかった〜

タオルのアイディア可愛いが私は顔が見たいってわがまま言ってたんですけど、付いてくる写真が前からのショットという思いやりは嬉しかったです、そのまま前からなのでマスコットキャラみたいなおもしろポーズでニコニコになった!!!!!これはパンツ衣装じゃないとできないね!!!!笑

 

そしてめちゃくちゃ失態なんですが、オペラもペンライトも持っていくの忘れてしまって!荷物の軽量化に努めすぎて肝心なものまるっと忘れてるで自分!汗汗汗

席が後方二列目の19列。前方の席は平坦なので後方の段差ある席の方が見やすそうな気がしました。普段ファミ席愛してるからちょっと嬉しかったよな。オペラ忘れたのが痛かった!オペラあったら完璧な位置だった!老いによる視力低下を恨む!!!

この空間にいる、周り全員あゆみんオタクなんだなと思うとひとりぼっち参加も寂しくないというか。よく見るから勝手に覚えてるオタクもいたし、青いTシャツがいっぱい。17歳の時のバースデーイベントTシャツなど着てる人たくさんいらっしゃってスゲ〜なと。何年も石田推しの強靭なオタクたち。制服の女の子二人組やどっちも青い服着たカップルもいてニコニコになってしまったね。かわいい。

 

さてイベント内容に入っていきますけども、やっぱトーク安定してるな〜慣れてるな〜と思いました。(モーニング娘。歴7年の方に抱く感想ではないな、いやでもあゆみんのソロのイベントは初めてだから許して欲しい) ハロプロの子ってみんな凄いよね普通に尊敬する。ちゃんと押さえるところは押さえて、アピールもして、キャラも守って、ファンをニコニコにさせる。すごいよ…えらい。大好き100万点。

 

まず登場が出オチ。招き猫ちゃんみたいな着ぐるみとスタッフがおさるで登場。猫ちゃんが愉快な動きで通路を練り歩きながら客席になかなかの勢いで飴を投げまくる。その猫ちゃんこそが石田亜佑美その人である。自分がネコちゃんて分かってるんだな、そういうのしてくるってことは。22歳になってニャンニャンな歳だからと言ってたけど、私は好きになった時からずっと貴女のことネコちゃんだと思っているのだから、猫の着ぐるみ着て登場、我々に許してにゃん体操を促し、許してにゃ〜〜ん許してにゃ〜〜んマジで許してにゃんにゃんにゃんさせるって事は石田亜佑美オタクもネコちゃんにさせるつもりだと受け取ったよ、私。(?)

梁川奈々美さんがJ=Jコンサート時愛のダイビングで男性オタクをうさぎさんに変えてしまったびっくりなコールアンドレタスポン酢を思い出してしまった。

 

1月だし、外で1時間くらい並んでたし、寒いし、許してにゃん体操で心も体も温まって始まったイベント。なんなんこのゆるさ。体操しながら「みんなあったまったかな〜?あゆみんは暑いよ〜〜」て隙間に入れてくる和み。ネコミミを付けるとかじゃなくてガチの着ぐるみなのが石田亜佑美感ありますよね。コメディタッチだよね。

 

トークコーナーのお題は「今年の目標」「ハロコンの裏話」でした。目標は「宮城の球団のリーグ戦の初日を観に行きたい」(?)あいにく野球に全く興味がない為よくわからないですが、あと好きな選手の話。地元愛伝わるよね。「去年は応援のやつやらせてもらったじゃないですか〜」当人すら「応援のやつ」って言ってるの面白かったな…。

ハロコン裏話は、1日前の1/6がハロコンでちょうど梁川奈々美さんのお誕生日だった為、ステージでもみんなでお祝いし、裏でも大きなケーキが用意されててお祝いしたが、翌日が自分の誕生日で、生田さん始めとするメンバーが「あれ?あゆみちゃんのケーキなくない?」とこれ見よがしに言うので当日お誕生日やなみんを前にめちゃくちゃ気まずかったっていう話。生田さん笑

 

そのあとは開運クイズコーナー。

あゆみんはここ最近不運続きだったらしく、知らなかったのですが左右の足を交互に捻挫していたとのこと。それも二回目の捻挫は武道館公演の前で、テーピングしてやり切ったと。それを聞いて本当にたまげました、武道館公演、そんな怪我を感じさせないパフォーマンスだったので、まさか不調な状態でのあの動きだったなんてにわかに信じられぬ…

ていうか自分捻挫した事ないんですが、捻挫してもテーピングすれば動けるもんなんスかね…超人やん震  「私頑張ったんですよ!」って笑ってたけどマジで笑い事でなく、一瞬泣きそうになりました。モーニング娘。のダンスの過酷さとそれをおしてでもステージに立ち、その事実を今日まで黙ってたあゆみんのかっこよさ…。プロ根性が過ぎる…。頑張りすぎでは…泣

 

脱線した、コーナー的には運気に関するクイズに正解したら開運グッズもらえるってやつ。4問全問正解だったあゆみん、普通にすごい。私も帰宅したら冷蔵庫の磁石は扉じゃなくて側面に移す、ぬいぐるみを洗う、トイレットペーパーのストックはトイレから洗面所に移すって決めたかんな。聴衆にも開運方法が伝わる良い企画でしたね。正解してもらったお守りを衣装のポッケにしまおうとしたら全部のポッケが縫い付けられてたのも可愛かった泣。

ぬいぐるみ捨てるの可哀想て話してたときに「戻ってきちゃうじゃないですか、あゆみんのお家ドコ〜〜?って🥺」て言ってた言い方がぶりっ子でめっちゃ可愛かったんですけどホラーじゃね?!笑

あと鉄板に「私トイレとか行かないから分かりませ〜〜ん🥺」って主張してたのもちゃんと押さえてんな〜〜と思った。これみんなやってるの?!気になる!笑

そして守銭奴アピも相変わらずで、お惣菜は食べるときにパックからお皿に移し替えると運気上がるっていう話のときに、「洗い物減るから水道代は節約できますよ」って挟んでてここもさすがだった。ほんとに守銭奴なんだろうけど、それを出すとオタク喜ぶもんな。いいぞ!!!私は守銭奴なあゆみんがめっちゃすきと言うより、守銭奴キャラを前面に押し出してくるのが面白くてすきです。普通そんな個性押し出すか?みたいな。ユニークすぎる。ここも過去にあゆみんの好きなとこ述べたブログにも書いたな。

開運方を学びながらもあゆみんのトークのお約束的なものをだいたい摂取できたのでやっぱり画期的なコーナーだったな…。ほんと何回も言うが、合間合間でキャラ個性、アイドルみをちゃんと入れ込んでくるの上手くて感心してまう。

 

その後は対人関係の運気を上げる方法「仕事仲間を褒める」を写真を相手に実践するというコーナー。モーニング娘。のメンバーそれぞれに褒め言葉をかけるっていう可愛いコーナー!多いので敬称略で概要ザザっといきます。

 

譜久村:メンバーで1番はやくお祝いメッセージくれたところとかやっぱしっかりしてる

横山:先輩や身内からの人気が高い、好かれやすいのが羨ましい

野中:アメリカにいて時差があるのに日付変わったときに合わせてお祝いメッセージ送ってきたできる子

生田:#えりぽんかわいいのタグとかそうやって言えるところがすごい、言うからには相応に美しくないと、その自信がすごいと思う

加賀:手足が長いからダンスがはえる、ダンス褒めたら「石田さんからダンス褒めてもらえるの嬉しいです、頑張ります」って言ってくれた

牧野:お祝いメッセージが嬉しかった。サブリーダーになって皆に頼ってもらえる人になりたいって話してたんだけど、「石田さんは今でもとっても頼りになる人です」そういう事を言ってもらえたのは初めて

小田:いい声してんな

佐藤:こないだ髪を一つにしばってた時にまーちゃんがそれを触ろうと近づいてきたので「や〜め〜て〜よ〜〜!!!」っていうじゃれ合いをした(褒めじゃないし意味不なのにクソ可愛いなんなん汗)

生田:こうやって出てくるだけでウケるところ

森戸:可愛がるような仲じゃなかったのに、最近ダンス後ヘロヘロ〜てなってるちぃちゃんに肩組んで頑張ったなってしたら応えてくれたり腕を組んでくるようになって一層可愛い

羽賀:最近綺麗になろうとめちゃくちゃ努力している、飯窪さん卒業する前くらいから。最年少で可愛い可愛いされてたところから美しくなる、ファンの人にも今後の成長を見逃すなよって思う

さわごろ:ガヤがうまい

 

いや……これ…ね。カプオタが喜ぶやつじゃん。私はカプオタじゃないですけど。でもまーちゃんとの謎のじゃれ合い可愛すぎる…22歳と19歳だよな…?かわいいポケモンかよ(驚愕)

生田さんが二回出てきたのもすごかった。生田さんのこういう扱いって望んだものなのか元々生来の性格なのか、ファン歴浅いから理解し切れてないんだけど、いつも卒業セレモニーでの送辞で凄くいい事言うからそのギャップに驚いてしまうんだなぁ…。生田さんの真相を知りたいので生田さんのオタクは是非教えてください。待ってます。

あと私ごとですが二推しが羽賀朱音ちんなので、あゆみんのこのコメント今後ワクワクが止まんねぇな!!!になってしまった。歌割りも増え美しさも増す……あかねちんの進撃が止まらねーな止まらねーよ…困っちゃうな…恋してみたくて恋に憧れてまたニコニコになっちまう。

 

長かった〜〜!こんな感じでライブパートへ

後方で見やすい席だったとは言え、足元までは見えなかったんですが、グッズと同じヒール履いてたならものすごいな…。捻挫の話聞いたばかりだから…。見える範囲上半身はしっかり踊ってました。職人だ〜〜泣 やっぱりあゆみんの止めがしっかりされてるダンス見ると気持ちがいいですよね。

 そしてありがとうセトリすぐツイッターにあげてくれたひと。

1気まぐれプリンセス

2うわさのSEXY GUY

3大人なのよ!

4君の好きなひと

5笑って!YOU

6バンザイ!〜人生はめっちゃワンダッホーッ!〜

かななんの時と言い、真野ちゃん曲は絶対押さえないといけないなと思いました。存じ上げないながらもバンザイ!聞いててこれは絶対に真野ちゃんの曲だと察知してしまった。あと鈴木愛理ちゃんからもくるか〜!と死角でした。も〜〜!勉強不足〜泣

真野曲の時のコールが完璧なのが良く教育されたオタクたちって感じでめっちゃ好きです。私もそっち側になりたい。勉強や。

 

ていうかね、あの、あゆみん、めちゃくちゃお歌上達してません?!?私が初めて行った現場が2015年のMY VISION岡山公演だったのですけれど、その時「Tokyoという片隅」の歌割りでハワワって思うところがあって、あゆみんの課題はお歌なのか?って思ったので。

ダンス得意でおしてるから歌うまメンバーではないのですが、マージでほんとに歌うまメンバーに見劣りしないくらいかっこよかったです。贔屓目あることは認める。

私は元々あゆみんの歌声が大大好きなんですが、気まぐれプリンセス「好きなように絡んで」のがなり…あのガキさんのとこぉ…あゆみんのお声で聞けて…涙止まらない放課後待った無しで…。涙腺が死んでてほぼ全ての現場で泣いてる女なので私の涙の価値ってに等しい訳ですが、あゆみんが聞いて泣くほど感動したからチョイスした「君の好きなひと」を聞いてまた爆泣きしてて、あゆみんのお歌で泣くほど感動してる女がここにすでに一人居るからなって思った。かっるい涙で申し訳ないんだけど…汗

自前のハンカチ出してる暇もないから開けたばっかりのあゆみんおんぶタオルで涙で拭うのツラかった…。ペンライト忘れたけど振るような余裕もなかったから良かったのかもしれん。

 

あと「笑って!YOU」が大好きなので歌ってくれて嬉しさ大爆発した。中でも、香音ちゃんのパートの「初恋なのかな〜〜この感じぃぃ〜〜↗︎↗︎↗︎↗︎ウォ〜〜イェェヘーイ↗︎↗︎↗︎」のところを!あゆみんが!高らかに!歌い上げててもう立派すぎました。最近褒める時すぐ立派って言ってしまう。「部活の後汗ふく顔も」のところのピッチングする振りも可愛すぎるし、そのあと「胸キュゆゆ〜〜ン」がある。それらをオール石田亜佑美見られるなんて、そないな贅沢他にあるかいな小野田クン!!!

 

うわさのSEXY GUY」と「大人なのよ!」は曲はよく聞くんですが映像はそんなに見てないので振り見るの新鮮だったのですがめちゃくちゃかっこよかったです。あゆみんてダンサブルかっこいい系の時水を得た魚みたいにギラギラになるのがかっこよくて素敵だし、そう思ってると「君の好きなひと」歌い終えた後にこういう曲って緊張がバレちゃうよねって恥ずかしいのを茶化すところなんかめちゃくちゃ愛らしいじゃないですか。何なんこのバランス、緩急。好きやん、そんなん。

はるなんの卒業セレモニーの時もそうだけど恥ずかしいのを茶化してごまかすあゆみんめちゃくちゃ可愛いですよね。見ててニコニコになる。

 

ダンスはね、言わずと知れたあゆみんですがもうお歌も上達してますからね。それが今日明るみになってしまいましたからね。サブリーダーにも就任したし。年明けからとんだ幸福体験をしてしまった。今年の私、幸先良すぎ。

2019年、MY VISIONの時みたいにソロメドレー来ないかな…期待してしまう…!

 

バースデーイベントの最後はお見送りがあるのですが、久々にあゆみんを至近距離で見て存在の余りのコンパクトさと、その体躯におさまりきらない溢れんばかりの輝きにめちゃくちゃ動揺してしまった…。私よりふた回りくらい小さい生き物…。今写真を見ながら可愛いな〜と思ってるんですが、冗談抜きで本物は写真の46億倍可愛いですからね。顔の小ささ、瞳の輝き、コロコロ変わる表情、たまらんネコちゃん。見られるとお喋りできない。

こちらから見るのは勿論大好きですが、向こうから見られる事に耐性が無さすぎて接触イベントは参加できずにいて…。私の顔部分がマジックミラー加工にならないかな…近くで見たいのは見たいんや、でもあゆみんに私の存在を気取られたくないんや、というよく分からないこじれ方をしてるので握手でもハイタッチでもないあのお見送りの形式とても良い。触れないし言葉交わすまでもない秒な感じ。秒だけど目に焼き付いてんだな、あのきらめきが。

 

思い返してもめちゃくちゃ良い思いさせてもらった。より一層石田亜佑美ちゃんが好きになってしまった。スキスキのスキ。明日からも頑張れそうです。あと最後にひとつだけ願望を言いたい。ハロショで売るFSK、もっと多めに作るか受注にしてくれ。あゆみんのFSK買えた試しがないんだわ。マジで頼む。自由な国だからの制服のやつほんと欲しかったの。な?ただのアクリルやん?頼むでほんま。

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⬆️ようやく二個目のアクリル石田亜佑美を手に入れたワイ

 

明日はお誕生日の絵をちゃんと完成させるよ!あとタイトルは「ラブ&ベリー」の「パパのバースデー」から引用してます。かななんの時も同じ。言わないとマジで何の変哲も無いタイトルなので言ってみました。

終わり!

 

我爱你のせいにして

 

冬無理すぎ。常夏を所望します。

激務に耐えに耐え、獲得した三連休でミュージカルふしぎ遊戯〜蒼ノ章〜を観に行ってきましたので感想を記録しようと思います。行ったのは10月なんですが、現在年を越して1月です。(?)なんて丈夫な記憶力だ!!!

 

まず、ふしぎ遊戯自体が大好きで、めちゃくちゃ小さい子供の頃にアニメをレンタルビデオで見ていました。話とかキャラはあんまり覚えてなかったですが、母が「美朱(みあか)」という名前を気に入って妹の名前候補にしたそうで。

その後高校生の時に漫画を読んで好きになりました。元から中国ぽい話が好きなんですけれど、柳宿のね、神のシーンね…漫画読んだ時めっちゃ泣きました。

そんなふしぎ遊戯がミュージカル化というのも嬉しいし(舞台化は過去二回されてるけどミュージカルは初らしい)、なんと主演の結城美朱役が!田中れいなちゃん!!!え?!無理!

好き×好き=行くしかない

という事で、前編朱ノ章を観に単身東京へ行ったのが二年前。もう二年も前…。年越した今、もう二年半前とかになる?ちょっと書いてるのも遅過ぎてよく分からん事になってる。とりあえず、後編いつかな〜〜〜〜?と思い続けて二年。満を持して〜蒼ノ章〜〜〜〜が〜〜!!!

二年前、観た後に何故次の日もチケットを、休みを、取らなかったのかとめちゃくちゃ後悔しました。なんて言うか、ミュージカルなので良い感じに端折ってとりまとめてやると思ってたんです。だからストーリーにはそんな期待してなくて…。想像の100倍くらい濃密で原作通りで壮大でした。なので今回はちゃんとチケット二公演分と三連休を取り万全の状態で挑みました。

 

美朱達が朱雀の召喚に失敗してからの話ですが、青龍七星士も全員観られてオープニングめちゃくちゃ豪華でした。人がたくさんいる…!キャスト変更も結構あって、私的に朱ノ章で凄く良かった井宿のキャストさんが変わってたのが結構ショックで…。前日に復習で朱ノ章のDVD見てたのですがやっぱり橘龍丸さんの井宿が余りにも井宿そのものだったのです。当時の記憶でも、れーなパイセンが可愛い小さい歌めっちゃうまい可愛い最高、で、その次に来るのが井宿の人がめっちゃ井宿だった。

あと心宿もまさかのキャス変…!(舞台の時からずっと続投のキャストさんが数人いて、心宿の方も朱ノ章まではずっと同じだったらしい)

あと個人的は星宿も前回の人が美しすぎてキャス変マジか〜と思ってました。

そして、これまたびっくりしたのが、翼宿役の「薫太」さん…。待ってこの文字この顔…?!薫太…あなた……山𥔎薫太なの?!?高校の時の友達が大好きだった関西ジャニーズJr.の人がいつのまにか舞台役者になっていた。久しぶりに友達に連絡しましたもん…。でも関ジュだったので普通に関西弁だし翼宿役も適役ではないか…なるほどな…。

新宿でハロメンが最近やけに飲んでるタピオカミルクティー(なんか鹿のやつ)を買い、キャス変に対する少しの残念さと郷愁とを抱きながら全労済スペースゼロへ。1日目が4列目上手、2日目が6列目ドセンというヤバさだったのでもう化粧にも余念は許せません。

 

そうして気合い入れたにも関わらず、余念なく塗ったマスカラが消え去るくらい爆泣きする悲惨さ。

舞台やミュージカルはいつもは割と冷静に観る方で同じ公演2回も観たなら2回目は構成とか動きとか台詞回しとか素人なりにここが良かった、工夫が見えたってちゃんと言えるんですけど、今回はもうほぼほぼ感情に任せて観てたので美朱鬼宿ヨカッタネ……泣泣泣泣泣泣 以外を頑張って思い出しながらまとめます(しんどい)

 

前回に続きやっぱりめちゃくちゃ濃厚なミュージカルでした。休憩時間15分を挟んで3時間て…これ二公演ある日キャストの人、感情の起伏で死なないか?と思うんですけど。前編でも結構物語中盤までちゃんと進むので前回観劇した時本当にびっくりしたんですよね、前後編に分かれてるって知らなかったので。

後編はお話自体がかなり佳境に入ったところからスタートし、仲間も敵もボロボロになりながら進んでいくのでもう心が痛い。その分コミカルなシーンはめちゃくちゃやる!やりまくる!!って感じで、前回に増して自由空間でした笑

そういうの挟まないとほんとしんどいくらい悲しい場面が多い。原作読んでた時も少女漫画なのに…とびっくりしたのを思い出しました。

 

ギャグシーンでほぼ毎回いじられるのがと軫宿(みつかけ)と星宿(ほとほり)と青龍側の氐宿(とも)でしたけども、アニメ見てた記憶が全くないので声までは全然イメージなくて、氐宿があんな感じの声なの知らなかったんですけどめちゃオモロでした。

星宿様ご乱心過ぎて星宿様ファンに怒られるでしょってくらいずっと皇帝をネタにされてて笑うしかなかった…頓狂な声で「財務大臣を呼べ〜〜」てホンマ笑かすな笑笑笑

星宿のギャグシーンの時美朱が「顔が気持ち悪い」ってめちゃくちゃ笑っててめちゃくちゃ田中れいなだった…このキャスト陣仲良しなんだなぁ〜と思いました。DVDに収録される回のはどんなパターンなのか(そもそもパターン化されてるのか?私が行った二日間は大筋は同じで細部が違った)気になりますね〜〜

これ以降は印象に残ったところをひとつひとつ挙げていきます。

 

蒼ノ章の見どころはたくさんありますが、私が原作で大好きだったのは柳宿と尾宿の戦い(ぬりこ、あしたれ)もうね、かっこいいんですよね。北甲国に行く途中から男として美朱を守ると覚悟を決めた柳宿の断髪のあっけなさと言ったら…「オカマはここらで潮時」というセリフの寂しさったら…。今で言うバイセクシャルなんでしょうか、男と女どっちの自分も居るらしいから違うのかな、自分では体感できない感覚ですが、「私は柳宿♡」って言ってたのを思い出すと女の柳宿が居なくなってしまう寂しさがすごい…。鬼宿も言ってたように口調も容姿も変わらないのに胡座かいたり微妙に男らしさも見せる柳宿にドキソワ。キャストの宮地真緒さんが本当にめちゃくちゃ華奢なのでまぁ女性なんですけど………でもお顔が本当に柳宿なんですよね。

宮地さんは前からずっとふしぎ遊戯愛、柳宿愛を語っていてそれだけで素敵だなぁと思ってますけど、あの頼れるお姉さん感信頼しかない。

ただ余りに華奢なので戦闘シーンの殺陣に迫力が出ないという点もあって…欲を言うとそこだけです。尾宿が野生の獣的な俊敏な動きで戦うので、余計柳宿がフワフワ〜に見える。少林寺拳サッカー的なやつだと思えばいいのか?動きは緩慢だけど軽く突くだけでぶっ飛んでるみたいな?漫画でも突然のオスみに戸惑いながらもそれがかっこよすぎて…そして最期に爆泣きしたので、髪切る⇨男が前面に出てくる⇨たくましい戦い⇨死 っていう流れがこれまでの柳宿とのギャップを盛り上げ、ぬ、ぬりこ〜〜泣泣ってなったんだろうな…。

でも最期のシーンは普通に爆泣き余裕だし、宮地さんは見た目も精神もどう考えても柳宿でした。やっぱ過去舞台版からずっと続投してるだけあるなぁと…。アフタートークで「願いが叶うなら柳宿になりたい」って言ってたくらいですから…本当にお好きなんだろうなと…もう宮地さんが柳宿で誰も文句言えないよ…あんたが柳宿だよ!!!!泣泣

 

その他の感想はサクッとまとめていきたいと思います!(サクッとできるのかな)

・玄武七星士が歌うま

弓の方の方が高音が上手くて神座宝を守るべく対峙する時の曲がずっと頭から離れないんですよね…こ〜の〜身は〜朽〜ち〜果〜て〜て〜も〜〜、ま〜も〜るべ〜き〜もの〜が〜ある〜〜♪♪♪げん〜ぶ〜のみ〜こ〜のし〜んざほ〜〜♪♪♪

やっぱミュージカルなので歌が多いですが割とどれも良曲で…回る歯車も良かったですし、CDも出して欲しいなぁ。玄武と白虎の人達ちょい役だったけどとても印象的でした。キャラデザが良い…。障子の奥に立っているのを後ろから照らして障子にシルエットだけ見えるようにした演出もベタですがオタクだから大好きですし高まりますよね!その際の立ち姿も決まってました。

最後のエンディング的な曲でダンス披露してたのも良かったです。玄武開伝も集めてたんですけど途中で挫折して手放してしまったのでちゃんと読みたいですね…。今白虎やってるんですっけ。こうなったらふしぎ遊戯シリーズ制覇したい。

 

・心宿(なかご)の顔が美

いやこれは本当にすごくて、れいなパイセンもブログで言ってましたが輝馬さん、圧倒的に顔が綺麗なんですよね。あと身長もかなりある方だったので前方の真正面の席で観たときの圧が凄まじくて。でけぇ!!!!迫真の演技と感情が入りまくって漏れ出すような歌を披露してくださるので、な、なかご〜〜泣泣 ってなります。圧倒的です。

濱属と呼ばれる、金髪碧眼の美しさから非差別民族となり国に殲滅された一族で、子供の心宿だけ皇帝(と思われる)から寵愛を受ける…。「おいで、心宿」とアンサンブルの方が口々に言うの怖くて良い演出だなぁと。

いやでも長いことオタクやってると美しいおショタが汚い王族のおっさんに気に入られて悲しい事になる展開ってなんとなくわかるんだけどあぁ………あぁ…泣 可哀想だなぁ…こういうのよく見るけど…なんとなく予想できるけど…うぅ…何度見ても心が痛むなぁ……汚いおっさん嫌いだわ…。

この方は弱ペダの舞台でも見てるはずなんですがいかんせん手嶋純太君ばっかりオペラで見てたので古賀先輩の方がこんな美しいお顔とは存じあげず申し訳ない。

しかも心宿はセクシー担当なのかというくらい鎧を脱いで夜モードな場面多くて、房宿ちゃんと致しながらの戦況報告シーンなどとてもリアルな幕の動き方で、うっかり見ちゃった角宿と全く同じリアクションでサーセンシタ!!!ってなりましたよね。

 

・房宿(そい)の恋慕

私的にグッと来たのが房宿ちゃん。

尾宿にもとても優しい…キャラデザがセーラームーンにいそう。房宿ちゃんもオタクなら何度も目にした事のある鉄板設定でグッとくる他ない。ていうかふしぎ遊戯とかの歴史ある作品がそういう鉄板を作り上げてきた大元なんだろう…。

房中術という性行為を利用して相手を掌握する技の使い手…その時点で悲しい展開が読めてしまうという、うぅ…、、、。最愛の心宿に敵の鬼宿に房中術やれと(間接的に)言われる房宿ちゃんとの心境切なすぎる上に、術にかけようとした鬼宿の美朱への健気な想いを目の当たりにして虚しいったらない。美朱に分かりやすくお節介してあげるのも本当に優しい子だなぁと思って泣きました。

少女漫画だしあるあるだけどふしぎ遊戯っていや、いにしえのジャンルって純潔大好きよな。召喚条件に始まり、唯ちゃんの精神面とか、重要なところは処女性にかかってる…だからこそ心宿が美朱と鬼宿を引き裂く&召喚を出来ないようにする為に美朱の純潔を狙うのはめちゃくちゃ理にかなってる。さらにそれを彩るのが房宿ちゃんという存在なんだよな…うめーわ………。

エンディング際には心宿が側に居て、2人で目を合わせていたので報われた〜と喜びました。心宿オメーは…大切なものは無くしてから気がつくタイプのしょうがない夢追人だからな。

 

・亢宿角宿(あみぼし、すぼし)の美

これもまたいにしえから継承し続ける双子という存在の美しさよ。亢宿角宿については性格面も含めてとても理想的な双子像なんですよね。キャストさんも亢宿の穏やかで優しそうなお顔と角宿の若くて血気盛んな様子…なんてことだ…。

1日目は4列目の上手だったので、なんと、角宿を真正面で見られたのですがめちゃくちゃ美しい青年でした。お目目がぱっちりでギラギラしてる。亢宿を亡くし泣いてる角宿を唯ちゃんが優しく抱擁して慰めてあげる場面を目の前で観たこの贅沢…。二人とも本当に美しかった…。

角宿の武器が普通にどう見てもボールなのめっちゃ可愛すぎてフフって思ったけども…もうちょい素材…あれするとか…小道具がんばれ…汗

そして亢宿角宿と言えばね、忘却草ですよ忘却草。わたしBのLも近親ほにゃららもまぁまぁ苦手中の苦手なんですが、目の前で繰り広げられる兄弟愛ゆえの悲しい口移しは息を飲むしかなかったです。世にも美しいシーンでした。

そのすぐ後に角宿が「俺唯様が好きなんだ!」って言うのめっちゃ…可愛い…唯様の事忘れたくないもんね…。角宿の方が戦い向きなのも双子の良き良きバランスですよね。鬼宿の事気にする唯様見て思わず抱きしめてしまう若さ…そして唯様としてはその行為は暴漢たちと変わりない訳ですから…ク〜〜たまらねぇ。

やっぱ角宿のキャストさんぴったりだったなぁ…角宿の重要な要素である若さ青さゆえの未熟さが容姿や佇まいにバチバチに現われ出ていました。

 

・井宿(ちちり)のキャス変全然大丈夫だった

頭にちょっと書きましたけど朱ノ章の時の井宿のキャストさんが余りにも井宿過ぎてびっくりしたものだから、観る前はキャス変に対し前の方が良かったってならないか不安だったのですが、全然そんなことはなくて、葉山昴さんの井宿もめちゃくちゃ良かったです!

朱ノ章は初登場シーンに井宿のソロ曲(?)あるので葉山さんにもそれ歌ってほしい…Wキャストで朱と蒼の章両方見たい…頼む〜泣

休憩明けの二幕(でいいのか?)冒頭の客とコミュニケーション取るところ担当されてたけど、1回目観た時割と事故ったからか、その次観た時は軫宿なしで井宿だけで、堂本剛のモノマネしてました…笑 上手かったけど!笑

軫宿事故多かったな…

アフタートークの「願いが叶うなら何を願うか」というお題に対し「めちゃくちゃ売れたい!外歩けないくらい!」って答えていたのが印象に残ってます。慎ましさを讃える日本において、そういう欲を素直に口にできる事が貴重だなと。友達のえめせんから葉山昴エピソード聞きまくってツイッターをフォローするにまで至りました。

 

平野良の感情表現、動きの自然さ

前回の時はもうほぼれいなちゃんばっかり見てたので平野良さんの鬼宿はアクション、ヌンチャク、スゲ〜〜!めっちゃ飛ぶ〜〜!みたいなお粗末な印象しか残ってなかったんです。もっったいねー!

今回は二回観れましたからね。れいなちゃんを見つつ別のところもよく見れました。いろんなキャストさんのお芝居を見ながらも特筆すべきは平野良さんの演技の自然さかなと…。本人感と臨場感がある。過去の舞台化から通算何十回と鬼宿として舞台に立ってる時間の長さを感じたような気がします。

本人と鬼宿が一体化してるような、本人の中で鬼宿を形成しきってるような…。

あと運動能力高い方なんだなってすごいわかる。走り方ひとつとっても、なるべく音がしないように走るのにはもちろん筋力が必要ですから、音を立てないように走るところと逆に後を立てて階段を下りたりするところの調節がすごい、気がする。履いてる靴の問題もあるとおもいますけど。

やっぱり何事も能力が高いというのは賞賛に値しますよね。二段くらい高いところからの飛び蹴りは迫力がすごかったです。あんなたけー所から飛ぶだけでも怖そうなのに…汗 心宿との最後の戦闘シーンは心震えるものありましたよね。

美朱に笑いかける表情からもめちゃくちゃ愛おしく思ってるのが伝わってきて…美朱は子供なのでむしろ娘を見る父親まであるってくらい可愛がってる、愛しい、って目が言ってるような感じでそれを見る度に涙が出そうになりました。やっぱ蒼ノ章は二人が両想いになってるので心がポクポクするんです。展開がそれを許さないのでしんどいですが。悲しみの表現で噛みしめて歪めた表情とボサボサの髪の毛と汗がすごい好きでした。

 

二回目の席があまりにも良席で、転生後の鬼宿が客席から登場する際に振り返るとすぐ鬼宿が見える位置でした。一回目は鬼宿の背中を見るような位置だったので二回目で表情が見えてもうヒィィィィて感じで…胸がしめつけられる…やっぱ二回見ないとダメですね。震えながらのウォーアイニーこっちも泣くしかなくて、本当の本当に役とかじゃなくて田中れいな平野良は結城美朱と鬼宿の生まれ変わりなのではないかと思うくらいでした。れいなちゃんの体格で平野良氏に抱きついた時のサイズ感がちょうど良すぎて絵でした。もう絵。

総じて平野良氏は鬼宿と平野良が合体した人て感じのオリジナリティと存在感がある。舞台で鬼宿やったことあるの日本でただ一人平野良氏だけなんだもんな。そりゃそうだ。

 

そして最後に!メインであり大本命!

田中れいなchan

あの…やっぱうたうめぇし、やっぱはちゃめちゃに可愛いわ。

朱ノ章の時も思ったけども体の小ささがダイレクトに伝わってくる。美朱達の中学の制服めちゃくちゃ可愛いんですけど、唯ちゃんと美朱で仕立てのサイズ感が全然違うのが見てわかるのでほんと可愛いな〜と…。もちろん唯ちゃんのキャストさんも抜群のスタイルなんですが、れいなちゃんははるかに小柄なので全部ミニマムなんですよね。着丈とか肩幅とか。そして細いから太ももからふくらはぎ足首までがまっすぐなんですよ、これはびっくりポイントなんですけど。立ち方とか若干Oではあるけどめちゃくちゃ曲がってるわけじゃなくて。どうなってるんだ…。あと身長盛る為か、美朱のローファーは若干厚底でヒールついてるんですが、動く度にガスガス!って足音してて可愛すぎる泣

そして顔がほんと〜〜に小さい!小顔矯正行ってるのも知ってるけど、これ以上小さくなったらいなくなっちゃうからほんと…。今回席が近かったのでもう真正面から田中れいなを目にしたんですけど本当に小柄なんですよ。だのに、歌声が力強くて勿論お歌も上手い。

石田亜佑美ちゃん好きの記事でも書きましたけど、私は小柄な人が力を発揮するのを見るのが大好き。精巧な生き物という気がする。まぁそれは置いておいて!笑

癖のある歌い方はそんな変わってないのでファン以外が聞いたときどんな印象なのか気になりますが、わたしは田中れいなの歌大好きなのでもうメロメロになってしまう。癖があるのが好き。ミュージカルでお芝居しながらなので場面よっては消え入るような微かな声で歌い始めたり、コンサートやライブでは見られない聞けないお歌もあって大満足です。

真正面から見、歌声を浴び、贅沢すぎて目が肥えるというか味をしめてクソ席で見れなくなりそう…って心配になりました。

 

お芝居についてはマジで素人目なので細かいこと言えないですけど、朱の章よりも感情入れ込んでる事はめちゃくちゃ伝わってきました。

蒼の章は美朱と鬼宿が両思いになってるので、引き裂かれたりまた出会ったりのシーンは特に感情溢れて涙流すれいなちゃんを見てマジか〜〜と思ったし…。

私は勝手にれいなちゃんは共感が苦手というか共感する気がないように見えていて、自己を貫いてるところにかっこよさと絶対に届かないきらめきを感じて大好きだったので、役に入るって事に向かないのではと勝手に思っていたんですけど…。まず美朱が中学生という子供で、更に共感しづらい性格の女の子ですから、子供っぽさと未熟さ甘さ、ちょっとのウザさを出していかなければならなくて難しいと思います。

全体的に見るとやっぱり「田中れいな」なんですけど、「田中れいな」として「結城美朱」の追体験をしてるようなふうに見えました。言葉にするの難しい…汗

 

心宿役の輝馬さんが「アイドルだと思ってたけどちゃんと女優さんだった」と言ってくれたってれいなちゃんのブログで見て、良かったねと純粋に思いました。

上手いか上手くないかという話にしてしまえば「田中れいな」という圧倒的な個性と輝き、変えようのない立ちまくったキャラ、という時点で田中れいな以外のものになるのは難しく、どう見ても田中れいな、お芝居が上手い人やもっと美朱らしくできる人はたくさん居るでしょう。でも田中れいなのファンである私は彼女のお芝居に、歌に、涙に心震えて感動しましたし、前編後編どちらも観に行き、円盤も買う程には大好きなミュージカルになりました。

 

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ふしぎ遊戯の感想からは外れるけど、やっぱり田中れいなの圧倒的な「自分!!!!」感はずっと色褪せないなぁ…。改めて大好きです。

ふしぎ遊戯の衣装は制服も儀式の時の正装も可愛いので生写真たくさん買わせて貰えてハピなるすぎる。これはお気に入りの写真なんですけど、この正装をまとってダブルピースをぶちかますパイセン可愛すぎる泣

ランダムの生写真、れいなパイセンのやつを買い取らせてくれたオタクの人、ありがとうございました。オタクは優しい。

 

まためちゃくちゃ長い感想文になったけど、こればっかりは本当に自分用の記録なので良しとする。こうして時間が経っても、まとめるぞって文字にし出すと止まらないくらい覚えてるのは殊勝な事ではないかと、我ながら思うのでした。蒼ノ章のDVDが出たらまた見てこの記事を読み返そうと思います。

名詞の漢字調べたりするの大変だった〜汗 読み返す時には鬼宿(たまほめ)と柳宿(ぬりこ)しか読めなくなってるんだろうな笑

私以外に最後まで読んでる人はいないだろう!でもとても面白いし重厚なのでどうにかしてふしぎ遊戯やこのミュージカル見て欲しい気持ちがある。暇と興味があって私の家に来られる友人はDVD見せるからガンガン申し出てね!

 

おわり!

 

悲しみを悲しみながら喜んでいる

 

お久しぶりです!

いや、ド武道館の記事から何も更新してなかったなんて信じられない…自分でびっくりしてます。ほんとは現場の感想を更新したかったのに、ためすぎて下書きもいっぱいあってよく分からない事になってるんです。鉄は熱いうちに打てなんですけど、現場後って自分自身が疲れてるからな…困難だ…。この記事まとめたら次ははるなんの卒コン書きたいです。

 

今回はそれこそ、ちょうど一昨日FGOの二部ニ章を終え持て余したこの熱で鉄を打ちにきたわけです。

これまでFGO一年以上やってて各章クリアしてきたのですが明確に感想書きたい!って思ったのはこの二部ニ章が初めてで。言ってしまえば一部の六章とかまでそんなに真剣に読んでなかった。FGOの世界とか背景とか名詞を覚える気が全くなくて…。これまでFateシリーズも全く触れた事ないし、ゲームも下手だし、そもそも台詞書きで地の文がないキャラのおしゃべりが続く文を読むのも苦手だし。FGO初めてからステイナイトは途中まで見ましたけど…。

とりあえず途中までは可愛い女の子サーヴァントがたくさん来てくれるのが嬉しくて、みんなを育てよう!ってプレイしていたのです。

面白いなってサクサク進む章もあったし、なんかもう全然やる気にならんわって章もあったんですけど、ちゃんと読むようになったのはやっぱりマシュの成長があったからで、六章の中盤くらいからだったと思います。今考えるとなんか勿体ないので最初から読み返すのもアリな気がしてきた…。時間あれば…!

一部で好きなところも書きたいではあるんですけど、今回は二部ニ章の記事なのでー!そしてあくまでも個人的な感想なんでFate警察はお帰りください!!!

 

 

一章のアナスタシアが二部スタートを切る重要な章てところで、ストーリーもかなり重厚で鉄の壁みたいなしんどさの極みだったのですが、ニ章はとっても少女漫画ぽさがあったなと思います。だからこそこんな好きなんだけど!

ストーリー順というより私が好きなポイントごとに書いてていきます。

 

スカサハ=スカディの愛

神という存在、神としての振る舞いについてはバビロニアで見てきたところもあるけども、神と人間、神とその他の生き物の認識やスケールの違いがとても好きなんですよね。当たり前に、神にとって取るに足らぬ瑣末な事がその他生き物にとっては生死に関わる大きな出来事だったりする。その不条理さが好きなんですけど、スカディは「愛する」の大きさで神スケールを発揮してて、生き物が死ぬのを好まないという意思を見せた序盤からとても好感が持てました。簡単に駄目にしてしまえる小さなものを、そうせずに絶やさぬように慈しんでいる。それだけでスカディの美しさが伝わってくる。私基本的に戦いってあんまり好きじゃないので(?)こういう美しさをFGOで見れると思ってなかった。これまではずっと敵は悪い奴とか人類滅亡させられて超絶ピンチな上に向こうもこっちをめちゃくちゃ殺そうとしてくる!!!みたいなのばっかりだったから、スカディの世界を壊そうとしてる私たちまで愛す神スケールの慈愛が嬉しかった。そういう神や王が存在するんだと。

 

結果最後にはロストベルトを守るために戦う事になる訳ですが、その時の叫びが忘れられません。そんな思いで3000年も守ってきた世界を、そちらの方が正しいようなのではいどうぞって切除させる方がありえない。自分の力及ばなさ(スルトの被害の甚大さ)が故に歪でか細くはあるけど穏やかさを長らく保ってきた世界を(それを自覚してるところも尚好き)全力で守ろうとするスカディは明確に感情を持って対峙していて、結婚する事はなかった世界だとは言え、いやだからこそ、懸命に子を守る母でしかなくてこれまででも三本の指に入るくらいの心揺さぶられる敵でした。

後述するんですが、このロストベルトの生態系維持のための管理が主人公目線でスタートして目の当たりにすると残酷過ぎて絶句するんですが、スカディ目線で見ると反転してそのラインが限界で最大限の生かし方になるところが皮肉にも程があるというか。それを確立して何千年も続けてきた細やかで偉大な努力を思うと…。

アナスタシアの時といい、クリプターとサーヴァント戦よりそのロストベルトの王との戦いの方がしんどいんですけど。

そしてそんなスカディを「愛されガールを気取ってるクセにいつまでも独身女王」呼ばわりするコヤンスカヤがめっちゃ好きだな!!!って思いましたね。笑

 

登場する関係性、私の好みを余す事なく網羅してぶちこまれている

これは本当に凄いと思った。なんなん、FGOの人私のこと好きなん、それとも好みが一緒なん?

 

・オフェリアとスルト

スルトが出てきた瞬間に、出、出〜〜!FGO突然規格外バケモノ奴〜〜!って思ってめちゃくちゃに萎えたんです。目に見えて困難!絶対敵わない!でかい!つよい!強敵!みたいなやつ。バビロニアのティマアトもアナスタシアでのイヴァン雷帝もそうだった…。ゲームとして倒せるのは理解してるんですけど、突然ストーリーが飛躍するというかスケールがドカンとでかくなるのでそこでいつも振り落とされてしまう…。シグルド戦終えた後に今回もかぁ〜て思っていたんですけども!けども!

戦闘中にスルトが「オフェリアァァァ」て叫ぶのを聞いたのと、オフェリアを肩に乗せて歩いていく描写を読んだときに、私の頭の中はテテテン、テテ〜テテ〜ン♪〜〜ざ〜ん〜こ〜く〜〜なえい〜〜〜え〜んと  いう〜に〜が〜い〜ど〜くを〜〜くらう〜かく〜ごがある〜〜な〜らば〜〜ともにいきよう〜〜♪♪♪♪♪ が流れ去っていったんです。

いえ、結構違うんですけど、違うんですけど!

 

長年オタクをやっていると、こういう、人間じゃない強い存在と少女の組み合わせには弱くなるというか…!そういうのってだいたい、力ありすぎるから封印されてる悪魔やら神やらなんやらを少女が見つけ出して契約なりなんなりする訳じゃないですか。存在を「見つける」っていうのがもう好きなんですよ。あと炎属性じゃん?

「石畳の緋き悪魔」のシャイタンとライラは結託して人類共通の敵になる事で人同士の争いをなくそうとするお話なのでスルトが破壊しかできない、オフェリアが力なき少女でない、またオフェリアがスルトに応えてはいない点で決定的に違うのですが、コフィンの中で死を前に無力な状態のオフェリアがスルトという存在を魔眼で見つけた、認識した、という事、それだけでもう十分なんです、私的には。

なのでそこからスルトがあれ程までにオフェリアにしっかり縋るのはちょっと予想外で…スルト登場時の急激な萎えから盛り返す事ができました。でもやっぱり彼は破壊しかできないのでオフェリアも応えられないのが切ねぇ〜〜!!!むしろ結託して何かを為すよりも一層切ねぇ…。どうあっても同じ道を歩めないので少しだけでもオフェリアを肩に乗せて歩く事ができて良かったのかもしれない。

 

▪︎オフェリアとキリシュタイア

 魔眼持ちのオフェリアだけがキリシュタイアのヤバさを見ていたっていうところもミソすぎますね。命を救われた事とあの決断をした彼への敬意が、元々持ってた恋心にかぶさってしまって余計にオフェリアを理性的な女の子にしてしまった。自分自身の甘さを抱えながらも他人に甘えられず、不安に苛まれながらも期待に応えようと頑張ってたんだな〜と泣

私は一章のアナスタシアではカドックの感情は多少理解できても全く同意出来ず、「そんな事言われてもしゃーないやんか」とモヤりまくってたのでオフェリアの敵対の仕方は自分と波長が合ってたなぁと思います。私は理性的なものが大好きだしそうありたいとしてるので。

 

▪︎オフェリアとナポレオン

もうね〜〜!!!始めた時から「消えぬ炎の快男児」というサブタイトル最高やんと思ってたんですよ。あの豪快で実直なナポレオンという男が理性的でありつつ不安定を隠したオフェリアに一目惚れするってのが…。属性と属性のぶつけ合い、組み合わせオタクの私からして最高なんだよ〜。

女の子はドロドロした感情のリアルさや複雑さを取り入れた関係や駆け引きが大好きなんですが、男の子の感情は素直で直線的であたってくだけろ精神が好きなんです。複雑でモダモダした女心を明朗快活にこじ開けていく感じたまらん。他にも好きなのたくさんありますけど!

近しいものが寄り添うのにも、離れているものがぶつかるのにもそれぞれ良さがあってどっちもたまらんですけど!

ターミナルで、ゲッテルのバナーが虹色なのなんでなん〜?!と始めるまでは思ってたけど終えた後はあの虹色バナーが物悲しくも潔く爽やかで大好きになりました。沿う事は叶わないけど、一目惚れした女の子に虹を見せて散るのがかっこよすぎではないかと。そうまでして見せた虹が彼女の考え方を少し変えたのは単純に思いが実るよりも美しい気もするんですよね…ちょっとクサいけどね…。私極振りが好きだからこういうクサくて潔いの大好きなんだ〜!

 

▪︎スカディとシトナイ

これも私がめちゃくちゃ好きな関係「母と子」なんですけど、それも双方母にも娘にもなりきれなかったところがまた良いですよね。お互いに照れとか気後れするところがちょっとあって…。「母と子」についてはもうちょっと深く触れてくれるようなシナリオ今後来て欲しいな〜〜!

 

▪︎ブリュンヒルデとシグルド

神話的にブリュンヒルデがシグルドを殺す運命と決まっているのが凄い好きなところです。一つの事象の顛末までが定まったものとして途中からメタ認知的に世界を繰り上げしていく構造の話が大好きなんです。昔から。説明が難しいんですけど、これまで主観として繰り広げてきたこれらは実はこうなる運命と最初から定められてました、高次の存在によって、みたいな残酷なやつ。

だから、次にどんな世界でどんな時代に合間見えようとブリュンヒルデはシグルドを殺す事が定められてるっていう縛り自体が綺麗で好きだなって思うんです。この二人に関わらず、fgoには割と出てきますけど、〜〜するための機関としての存在とか。残酷なんですが決して変わることの無い役割、歯車、そこまでがセットみたいなやつ。

ここまで運命として我が愛に殺される事を定められてるのにシグルドのあの器の大きさは素晴らしいですね…。悲しい運命を悲しいと思わせないfgoならではのイチャつきが新鮮だったしそういう愛し方愛され方もあるんだな〜と。お互いがそうなる運命を受け入れ、なんならそうなる運命だからこそお互いを信頼してる感じ。殺し殺されるのに!fgoにおいてただの、なんのしがらみもないイチャつきって見れるんですかね?!果たして?!

この一回りこねくり回されてて素直じゃない感じがFateみって事なのかなと。まぁそういうのは少女漫画でやれって話でもあるし。

 

▪︎ブリュンヒルデワルキューレ

これもな〜これも…

またかよって思われるかもしれませんが、感情の芽生えというのも昔から大好きで…アニメ、エウレカセブンに感化されすぎて人造の女の子が感情を獲得していく小説を書いてみたりしていました。ブリュンヒルデ自身も途中で神性を失い感情を得るようですが、それは長姉というポジションがあったからで。以外多くの妹たちワルキューレのうち残った三人(人て単位正しくないだろうけど何だったか忘れた)が感情を獲得する要因となったのが「神話のまま継続して生きてきた3000年の歳月」というのも違和感なくて上手いな〜と思いました。末の妹が未熟だからこそ生き残り、姉二人より少しだけ遅く獲得した感情を以って最後にスカディに味方すると判断した事も、と、とおと〜〜!!!!うつくし〜!!!となりましたよね。

 

▪︎オフェリアとマシュ

オフェリアはシグルド(スルト)に「マシュだけは殺すな」ってずっと言ってたから、マシュの事は本当に大事に、心残りに思ってるんだなと伝わってきてて、「あなたと友達になりたかった」というそれだけの事を言うのも難しかった彼女の臆病さが、も〜愛おしい。恐らくAチームとしてそのまま人理修復を共にできたなら自然と言葉にできただろうに、展開がそれを許さなかった。その間にマシュはマシュで人理修復を果たしロシアを切除し強くなっているからマジ無理級の巨大敵にも立ち向かえるし、オフェリアに手を伸ばす事もできる。

最後に人理が焼却される前の過去の会話が入るとき、その時点ではマシュからでなくオフェリアから話しかけてマシュを昼食に誘っていて。(友達になりたいは言えなかったけど。)

その過去のマシュとオフェリアの最期に寄り添うマシュを比べたときの成長度合いにまた感動してしまった。そして甘え下手で助けを求めながら誰にも頼れなかったオフェリア…うぅ…泣泣

オフェリアが命を落とすという結末はもうそれしかあり得なかったとは思いますが、この二人が友達として仲良く過ごすところを見たかったと切に思います。なんなんこのすれ違い泣

人理焼却がなければマシュは成長しなかったし、クリプターにならなければオフェリアもそのまま死んでてマシュに会う事はなかったし、再度会えた今この立ち位置は真逆で共に行く事もできないなんて。しんど…泣

まぁ、だからこその美しさなんでしょうね。

 

 

長くなったけど関係性は一旦以上で閉じて!

ロストベルトの民ゲルダ

 

ここが一部と二部で大きく違うところ。一部は冒険する主人公とそれを助ける英霊たち、そして敵一味の描写でしたが、二部は主人公達によって切断されゆくロストベルトに住まうただの市民の一人にもフォーカス置いていくところがもうしんどい。

このしんどさについてはアナスタシアでアタランテさんを通してマシュも私たちも散々痛感させられ悩まされたのですが、ロストベルトごとに世界のあり方が違うものだからそのしんどさも少し違ってくるようで…。

今回の北欧ではゲルダという少女と密に接触していくのですが、人間という種を存続させるために必要十分な人口数に完全に管理されている世界と判明した時の残酷さと言ったらない。規定の年齢に到達すれば他の種の食糧になり生態系を回す役割を果たす、その異常さを異邦人が指摘しても当人が認識できないくらいには途方もなく長く続いた世界。

 

こういう類の残酷さは創作物を摂取していればわりかし遭遇するのでfgoでもこれ系が来たか〜〜と驚きつつも初めは冷静に読んでいたんですけど。(最後の戦いでスカディの思いを聞いて更に爆死する事をこの時の私はまだ知らない)

それについて相対するのがゴルドルフ新所長なのもミソですよね。どんどん新所長好きになるじゃん助けて。

そもそも将来という概念を持たず生まれ育ったゲルダの純粋な発言は、将来を諦めて人理を救い結果それを獲得したマシュには特に刺さったのではないかとも思います。ナポレオンからの「将来美人になるであろう」という言葉など、将来要素ちらちらと入れ込んでくる度に心が痛む〜〜!

これだけ厳重に管理された体制でゲルダだけが集落を抜け出してしまえるちょっと異端な部分が元々あった訳ですが、主人公らと触れる事でそれがより進み、最後には神様の言いつけをやぶって寝台から一人抜け出すまでになる。そしてその大地を踏み切って飛び跳ねた瞬間に世界が終わるという絵画的なラストもめちゃくちゃに印象に残ってます。シナリオの人はかなりのロマンチストなのか…?仕立て上げた最高の綺麗さで幕引きしました!!!!って感じ。

 

 

そしてクリア後に貰えた礼装のゲルダが少し大人に成長した姿なのも乙すぎて〜〜〜〜涙止まらないわあなた優しすぎるから泣泣泣

二部の戦いって言うてみれば世界同士の生き残り戦争だから。どっちが正しいもない、どっちも滅ぼされる謂れはない。その上で自己都合で他方を切除していくお話でつらいのは当たり前なんですけど、一番大切なのは最後の最後にはムニエルくんが言っていた「切除がこんなにつらいなら現地民に過度に接触するのはやめた方がいい」という意見を絶対的に否定すること。私たちの思いで私たちの都合で他方を切除するからこそ、切除されゆく世界に生きる人達の事を知らねばならない。出てくる英霊でもその世界の王でもクリプターでもなく、(もちろんその辺も描写や説明はありますが)他でもないその世界に生きてる生活者一人単位の目を通して認識することが何より重くてしんどくてつらい、でも決して放棄してはならない責務であると。

 

アナスタシアではその終わりという事象を以ってロストベルトの切除とはこういうものなのかと感じ取ったのを、ゲッテルデメルングの最後で明確に言葉にしてきたのを読んで、フォロワーのムツさんが私に投げかけた「その世界に生きる一人の思想に焦点を当てる方向性が完全に我々向けなんですよね」の意味を真に理解したのでした。(突然の内輪でスマソ)

 

だって、めちゃくちゃしんどいけど、私はこのしんどさ凄い好きだもん!!!!泣泣

ロストベルトを傷つけながら、自分も傷ついて、泣きじゃくりながらそれでも進んでいくしかないもん!!!ムツさんの発言に絶対的信頼を置いてますが、その信頼がまたドンと重くなりました。ほんと、我々向けとしか言いようがない。

 

これからそのまま三章に入ろうと思います。三章の感想は書くかどうかわかりませんけども、とりあえず得難い悲しみをスマホひとつで与えてくれるFGOにありがとうって言いたいですね。私がこんなにソシャゲ続いてるの奇跡に等しいし、序盤でエリちゃんとメイヴちゃんを私のカルデアに召喚させてくれたFGOの采配は妙技レベルです。2019年もできる限り、頑張ってお伴しますね。

 

結局めっちゃ長くなってしまい、軽くまとめるつもりだったのに…まとまってもない…嘘でしょ………と自己嫌悪です。

みんなー!私にFGOの話もっと振ってくれ〜〜泣 お話しよ〜?!直接リプも大歓迎だし、マシュマロでもなんでもオッケーなんで!フレンドさんも募集してるんで!私のカルデア、世界一可愛いって自負してるんで!(?)FGO二部終わるまで!どうかこの火を消さないでくれ!ちなみに福袋はギルガメッシュで、一般的には大当たりなはずなのに女子じゃなくて悲しんでます。もう一回引かせてほしい。

終わります!

素敵な明日を迎えられるような

 

特に予定がないからと、軽い気持ちで友人の誘いに乗り行く事を決めたDearDreamのツアー「ユメノコドウ」の最終日横浜公演。数ヶ月前の自分の決断に今めちゃくちゃ感謝しています。本当に凄く良かったから。自分の日記として残しておこう〜と書きました。

普段ハローとアイカツのオタクなので男の人のライブに行く事が久しぶり。DearDreamさんは友人が好きでたくさん話を聞いてたからどういう人がいて、何色で、アニメのドリフェス!ではこの子の声担当で、っていうのは知っていたし、ツイッターはフォローしてて。単純にただの石原壮馬くんの顔ファンでした。あと溝口くんとか株元さんは顔良いな〜ってツイッターで流れてきたら思ってた感じ…。

 

二月は大きな予定は無かったものの、同人誌の原稿活動をしていて締め切りがヤバすぎたのでライブまでにドリフェス!を全部見る事も出来なかったし、CDもレンタルであった分はなんとか借りて原稿しながら聞いて…って感じで。段取り悪く徹夜入稿になり、入稿できた〜ヤッタ〜〜!て清々しい気持ちと死にかけの肉体でもって横浜への新幹線に乗りました。

 

原稿中に曲いくつか聞いてたので、始まるまでは割と普通に曲を聞ける事が楽しみな気持ちだったんです。友達と合流して、海風にさらされる寒いパシフィコでグッズ交換してるファンの人たちを見てて、担当の色を全身にまとっていたり髪の毛に担当の色のリボンが編み込まれてたり、ぬいぐるみ連れてたり缶バッチいっぱいのかばん持ってたり…。妹がジャニオタだったからなんかこの感じ懐かしいな〜って思いました。 個人的にリボン編み込みしてたりハート型にしてる人たちの行為自体が可愛くて好きなんですよねぇ…。

 

そんな感じでライブ始まって、友達がドリカ入れられるペンライト(?)を貸してくれて、さらに奏くんのきらきらのドリカもくれて…なんかドリフェスのオタクみんなめっちゃ優しいよね…ね…あったかい気持ちと少しのワクワクでライブスタートを迎えました。

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はい…

ここまでがユメノコドウに行った時に途中まで書いてた記事なのですが諸事情で中断されたままでした。『予定も無くて男の子のアイドルさんのライブ誘われたから行ってみよう〜』って参加した軽いノリが残ってるので冒頭は当時の書きかけの内容を残してみました。そこで想像をはるかに超える凄いものを観てしまい一夜にして彼らのライブは絶対に次も行きたい、CDも買おうって思わされてしまったわけです。

そしたらその、「次の機会」というのがまさかの「最後の機会」で更に日本武道館公演という事になり驚きと戸惑いが隠せませんでした。

 

 

元々ドリフェスは前述しているように友人の何人かがハマっていて、たくさんおすすめしてもらってたのですが、女の子キャラが大好きな私はアニメもなかなか見る気にはならなかったですし、現に今でも全部見切れてません。曲とライブから好きになったので大多数のファンの方々とは逆向きの矢印でドリフェスに入って来た事になります。なので3次元からのド新規の感想という前提で読んで頂ければと思います。

 

ドリフェスの曲やMVを初めて聞かせて、見せてもらった時は特に刺さる事がなくて、無料で見れるのでアプリでアニメも数話見ましたが他に優先したいアニメもあって継続して見るには至らなかった記憶があります。バラエティ番組の畑でキュンとする台詞言う回は好きだな〜と思いました。

ドリフェスの曲は明るくて夢と希望に溢れていて前向きな光のイメージで、OPやED聞いたときはそんなに印象に残らなかった。こちとらやけにリアルで癖が強すぎるつんく曲毎日聞いてんだもんな。アイカツみたいにキャラ登場時に分かりやすく個性的なソロ曲が用意されてあるわけでもなくキャラも概ね見た目と担当カラーに準ずる設定だったので見たいなっていう気持ちはそんなになくて…。(純哉君だけちょっと色のイメージと違うなとは思ってました)

希望的なものって多く溢れてるし、アイカツで十分摂取してるし、女の子のほうが好きだしなぁと。

 

その後ドリフェスにも筐体があると知り、アイカツのオタクなのでDCDはやってみたいな〜と数回プレイしてみましたけども、アイカツにおいて私が一番楽しんでる着せ替え要素がないのがショックでした。友人がリアルドリカを見せてくれてて衣装デザインは可愛いの知ってたのでいろいろ組み合わせてコーデしたかった…なのでDCDでもハマらず。アイカツと同じようにマイキャラ作れる感じだったので着せ替え要素があればかなりやってたと思うんですけど…。

その事を友人に話したら、アプリは着せ替えできるという事でアプリを始めます。着せ替えてプレイできる音ゲーというのは楽しかったです!ただ元々ソシャゲが続かない性格、リズムゲームもたまにズレてる…などいろいろで結局続かず。でもアプリでプレイして「ユレルMidnight」「薔薇の三銃士」等かなりキャッチーな曲があるのを知って、いや曲がめっちゃいいやんと思ったし、ちょうどその頃やってたイベント曲で「ありがとうの数だけ笑顔の花を咲かせたい」、これがめちゃくちゃ良くて…ユレルとあり花はたくさんプレイした記憶があります。

それでもやっぱりソシャゲなので続かず。そんな感じの流れでちょびっとずつつまみながらも琴線に触れずかすめていくような距離感でした。

 

そして冒頭にあったようツアー最終日に誘われ、曲聞きたいし石原壮馬君のビジュアル好きだし…ていう本当にめちゃくちゃ軽い気持ちで行く事にしたという経緯です。

行くにあたってやっぱり曲は分かってた方が良いと思いレンタルやiTunes等でだいたいは揃えて、原稿しながらBGMにしてたんですけどやっぱり良曲が多くて驚きました。私がたぐれなかっただけでちゃんといろんなバリエーションの曲があり、更にそれまで全然聞いてなかったKUROFUNEの二人の歌声がとても好みだった。

そうしてようやくユメノコドウの横浜公演に辿り着く訳ですが、この時の事は鮮明に覚えていて、ちょっとかなり感動しました。ここからは武道館の事と交えて書いていきます。

 

 

ユメノコドウの時に一番鮮烈に感じたのが

現場の空気が透き通ってる気がしたこと

アイドルオタクなのでいろんな現場に行ってますけど、それぞれジャンルやファン層が違うので現場の空気感も全然違うなって体感しているのですが、あんなに純粋な空気のライブは初めてでした。キャストとファンとの間で真剣な感謝の念やプラスの感情だけがバチバチに行き交ってるのが伝わってくる。だから自分も余計な事考えなくてよくて、いいなぁ凄いなぁと引き込まれていったような気がします。自分の体感なので言葉にするのが難しいし適切かどうか分からないけど純度が高いって感じ…。

 

今回の武道館ももちろん同じものを体感できて、その純度ってどこから来てるんだろうって考えてみると、それ以外の他の良さもこの三つの理由に集約するのではないかと思いました。

 

◆キャストがアイドルではない人達

◆継続が確約されてない

◆ファンの主体性

 

普段はアイドルを生業としている人達の現場に行ってるのですが、生業にしてるからこそパフォーマンスのクオリティを上げていく事への責務やグループとしてのブランド力や方向性等のハードな面が目立つし、目立って然るべきだし、そこが評価される点の一つでもあると思ってます。

ドリフェスのキャストの方は元々は役者さんなわけで、このドリフェスというプロジェクトでアイドルをやっている。アイドル業の方がサブという事になるんでしょうか。ただ、アイドル業がメインじゃないからと言って前記のことがらが不要という事にはならないですし、この活動の為に歌とダンスの練習たくさんされてる事ももちろん存じてます。

元々の「役者」という圧倒的な戻るべき土台があり、立ち位置が一つだけじゃない事、むしろアイドル業の方がサブである事、それが良い塩梅の隙間になっていてシビア過ぎない活動に繋がっているのではないかと思うのです。

 

戸谷公人さんと太田将煕君の挨拶では役者として活動していたけど、これで良いのかな?と悩む時期があってその時にドリフェスに、それぞれのキャラに出会って新しい事をして新しい夢を見られたというような内容が少し共通してあり、それこそが一つの活動に傾倒しすぎて生じた迷いをサブでやり始めたアイドル活動が払拭した証明なのではないかと。

そしてドリフェスのオーディションで芸能界に入ったのらしい正木郁君は他のキャストさん達に比べ役者業よりもドリフェスの活動の方が多く、ドリフェスに関わるアイドル業の方がメインの3年間だったのではないかなと。初めてのお仕事がプロジェクトで3年間打ち込んだものが終わりを迎える、ずっと一番側にいた千弦君との日々が終わりを迎える、だから当然にあの美しい嗚咽混じりの「寂しくないわけないじゃん」なのではないだろうかと。

反対に富田健太郎君の挨拶では、自分は役者だからっていう意地が強かったとアイドルに徹しきれないでいた自分を率直に明かし、佐々木純哉と富田健太郎は別の人間であるから自分から佐々木純哉に寄せず自分は自分、純哉は純哉で、別の存在だからこそ尊敬してやってきたと話していました、そらは5次元を謳うドリフェスの中で富田君独自の向き合い方、他のキャストにはないもので、それをファンの前で正直に伝える行為がすごい。

溝口琢也君はツアーから引き続き「青」という色と慎君に対する敬意と憧れを語っていて、自分が「青」に相応しいのかどうかを模索しながら理想の「青」理想の「慎君」を探求してきた、それが間違いじゃなかったと分かった、その歩みの日々を肯定できていた。キャラが本人を先導して追いかけて一緒にここまできた軌跡を教えてくれたような。

挨拶から分かるそれぞれの相違点がめちゃくちゃエモくてマジでなんなんだこれはと驚きがとまらなかった。当然にそれぞれいろんな思いと経緯でこの作品に接してきて、得たもの、辿り着く思いもそれぞれ違ってる。当たり前なのにこんなに凄い。

ちょっとズレましたけど、とにかくキャストの方々がアイドルでもなく声優でもない、役者であるという事が大きな要因なんじゃないかと思う。

 

 

二つ目、三つ目はとてもシンプルで、モーニング娘。や48Gは入れ替わりながら継続するグループでこれからもよっぽどの事がない限り存続していくって分かってるものです。グループにネームバリューがあるとそうそう終わったりしないし、いい意味でも悪い意味でも活動が続く限りは場慣れしていくものです。それはファンもしかりで、やっぱいろいろを心得ていくじゃないですか。ドリフェスの現場はどっちもが場慣れし切ってなくて新鮮な雰囲気があったなと思います。

毎年コンサートやライブがあるってわかっていてその当たり前が幸せでもありますが、次の予定が決まってない、存続するか分からない状態で新しい予定が決まるのは確実に今支えてる人たちの力なわけで。次の予定が決まる事に対する感謝の気持ちが毎回キャストさん達から現場でダイレクトに伝わってくるのがあんまりない事なんですよね。だってアイドル業を生業としていたならファンへの感謝は勿論だけどその上で活動を継続さていく事が当然の使命なので、ライブが当たり前な状態を維持し続けていくものです。アイドルの現場でももちろん感謝は伝わってきますが、その感謝をパフォーマンスに代えて最高の自分、最高のものを披露する事に邁進しているっていう還元の仕方な気がしてて。

ドリフェスの場合「ファンからの賜り物」っていうファン主体感が凄い強いように感じます。布教活動の猛烈さも友人をみててもわかるし、Twitterでもいつも誰かがドリフェス!見てくださいって言ってるし。

キャストさん達、スタッフさん達の努力があるのは重々理解してますが、最近までフラットな位置に居た身として傍目に見てファンのファン力が強い故に次々と活動が実現していってるように見えました。

そしてそれに公式側が感謝してる。キャスト、スタッフ、どっちも心根の優しい、ちょっと商売は苦手な人が多いのではないかなと勝手に思ってて。ビジネスぽさが全然感じられない…。

特にキャストの方々はアイドルやオタク文化にそんなに触れてきてない人もいるみたいですし、この熱量を受ける事自体に純粋にびっくりしてるのが本当にわかる。富田君とかアニメ見てこなかったって言ってたし。株元さんや戸谷さんからも感じる…。(ここは一つ目の点にかかってますが)

そういう挙げてきた要因が合わさって公式側とファン側の感謝と感謝のぶつかり合う純度の高い現場ができあがった理由なのではないかと自分の中で結論付けました。

ドリフェスの現場…いろんなものが絶妙なバランスで成り立ってる…きれいだな…。

アイドル現場ではあまり体感できない稀有なものだと心から思います。どっちが秀でているという事でなく、この唯一無二性がすごいなぁ。多分ここで終わりを迎えずずっと続いていくならアイドル現場に近くなっていくんだろう。その点で若手の役者さんを起用したのは物凄い采配ですね、素晴らしいです。

 

 

簡潔にまとめられず申し訳ないですが、これらが総じて1点目。続いて2点目もユメノコドウと武道館と共通している事ですが、石原壮馬君のカリスマ性について。

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これはハマるより遥か昔に描いた奏君

 

ツアーに参加してキラキラでかっこよくて楽しくて、それだけでも充分だったのですが私の記憶と感情を痛烈に掴んだのが石原壮馬君の存在です。

あの潔さ、豪胆さ。

これまでそれなりにいろんな人を見て生きてるわけですが、あの歳であんな肝が座った人を私は見たことがない。

それでなくてもとにかく顔が好みなんですけど(それはどうでもいい)、あのわがままとも傍若無人とも違う彼の振る舞いは一体なんなんだ…何故あんなことができてしまうのか。人には真似できない気質が不思議で魅力的で仕方がなくて否が応でも石原壮馬を好きになるしかなかったしアニメやゲームのドリフェスをことごとくすり抜けてきた私は最後に石原壮馬に持っていかれてしまった。

 

ツアーのMCで、「最初の頃はトークイベントやラジオをやらせてもらってたけど全然おもしろくなかった、歌もダンスも下手で何やってもおもしろくなくて、」というような内容を言っていたのがずっと忘れられない。それを聞いた瞬間にグッと引き寄せられた気がする。だって大きなステージ上で、「おもしろくなかった」と発言する事がどれだけ無鉄砲か。正直な気持ちを言っていいときとそうでないときがある、だから発言を選んでるし、出た言葉一つで炎上したりっていう世の中じゃないですか。たとえ自分達のファン、味方しかいない場であったと言えど、仕事を「おもんなかった」と言ってしまえる、そしてそれがマイナスのイメージを与えない、そのリスキーな発言すら許されてしまうその人物像、全てがすごい。ちゃんとその後は話を続けて最終的には良い事言う流れになるんですが、そういう歯に衣着せぬ物言いできてしまう人が私は大好きなんですよね。その分攻撃される可能性があるけども自分を守る行為をしないなんて自分は絶対にできないから、だからこそ焦がれる。

かなり遅ればせながらアニメを途中まで見ていて天宮奏君にもそういう面を感じました。失礼な事もそのまま言っちゃうのに憎めなくて、自分を守らないから他人の心に入りやすくて好かれやすい。

 

また、それこそファンミーティングであったと聞く「隣の武道館に行きたい」という発言も同様で、普通できないでしょっていう。誰にでもできない事をできてしまうから周りも最年少だけど立派なセンターとして尊重しているんだろうと思う。それこそ「壮馬の言うことは絶対」と言わしめるほどに。

 

武道館での石原壮馬君のコメントも本当に素晴らしかったです、台本用意されてるのかと思うくらいに。豪胆さとか素直さは変わらずバチバチ感じましたが、更にすごいと思った点があって。「本当はツアーで終わってたかもしれない」というまた突然のストレートな発言に客席はザワつきましたが、そのあと「ライブだって簡単にできる訳じゃないんで」と付け足していて、ライブを行う事がとても大変な事で、一つ前のツアーが実現しただけでもめっちゃくちゃ凄い事だと思ってるのがその一言で伝わってきました。

その上で、「武道館という舞台に立つには実力が伴ってない事もわかってる、それでも皆さんの力で立たせてもらってる、本当にありがたいことですよ」と。もうこれ聞いてなんて良い子なんだと…。

ファン的には

「そんな事ないよ!!!!」と声高に叫びたいし、実際叫んでる人たくさんいましたけども。歌とダンス未経験のグループが3年で武道館でライブするってほんとにあり得ない事なので。それを自覚した上で奢る事なく実力不足を認め、それでもここに立ててるのはファンの力なんだと言える聡明さに感服しました。

 

伝説のアイドル、嗣永桃子さんの「歌が上手い方は歌手、ダンスが上手い方はダンサー、それぞれプロフェッショナルがいる。アイドルは、その「人」そのものを好きなってもらえるかどうか」というウルトラスーパー名言がありますが壮馬君のスピーチを聞いてる間ずっとこの名言を思い出していました。まさにDearDream、KUROFUNEの14人はそれぞれ「人」そのものを好きになってもらえたからアイドルとして武道館に立てたのではないかと。

また、観客キャスト関係なく武道館に渦巻く全部の感情を「いいんですよ」と受け止めてくるみこんでしまえる器の大きさには感嘆しかなかった。

「失うものは何もない、もともと何もなかったところからこんなに増えた、増えたものしかないから何も悲しむ事はないですよ」というドポジティブな発言も大好きですし、「これは勝ちです!」発言も流石ライブでファンに万歳三唱させた男だなと思いました。

彼は本当にハッピーなんだなって思った…サイコー超えすぎてる。新人類じゃん…。振り切れてて潔くてこんなにカッコいい石原壮馬君という人に出会えて本当に良かったです。ありがとう。

 

あとライブの最後に奏君が「楽しみな明日を迎えられるように」って言ってくれたのがめちゃくちゃアイカツ星宮いちごちゃんと天宮奏君がそう言うならもうウチら明日を楽しみにするしかないじゃないですか…って、周りを憚らずヒッッッてなったオタクでした。

 

壮馬君のおかげで湿っぽさが少し拭えたとは言え、素晴らしい曲が多いのでそれらを生で聞ける機会が今後もうないという点だけがやっぱり残念に思います。マグネティックエモーションとかいう激ヤバ曲が世に披露されるのがたった二回だけで良いわけなくない?!あの曲の振り一体どうなってたの?!おしえて?!ねぇ!

 

めちゃくちゃ長いのでとりあえずここまでにしますが、本当はもっと曲とか振りとか衣装とかさ〜個々の要素挙げてまとめたかった…記憶がある限り、別記事で箇条書きにして保管するかもしれないです。とりあえず、私のドリフェスに対する気持ちの大きな枠でのまとめとしてここで終わらせます。

 

 

最後に、ずーっとずーっとドリフェスを好きで、なかなかハマる気配を見せない私にもめげずに無限プレゼンし続けてくれた友人のミサシンとふじこぴ、本当にありがとう…ユメノコドウに誘ってもらって行ってなければ武道館にも行かなかっただろうし、ドリフェスの素晴らしさを知らないままでいたと思う。今更かよな時に妙な好きになり方をしたけど受け入れてもらえて嬉しかった、一緒に3連番セネガールできて嬉しかったよ〜〜!泣

 

好きになったのが遅い分、まだまだアニメ2期、ファンミとかバトルライブとかユメノコドウのブルーレイ、その他いろいろ遡るものがたくさんあるので3次元から入った身として、これから2次元と結びつけていって自分のドリフェス史つむいでいきたいな〜と思います!

 

めちゃくちゃ長くなってしまった…読んでくださった人もありがとうございます。これまでの自分とドリフェス、今の気持ち、これからの整理ができました。ギリギリだったけどちゃんと出会えて良かったよ〜〜泣泣

まだまだイケるっしょ!

 

※※※追加※※※

壮馬君の「おもんなかった」発言について

私は『本人が最初の方の仕事を面白くなかったと思ってる 』って受け取っての事だったのですが、『最初の方の自分たちは観客から見て全然面白くなかったよね』ということじゃないかっていうのを教えて頂いて、めちゃくちゃなるほどな〜〜!!!とびっくりしました。

途中から突然ライブに行きコメントを聞いた私なので「おもんなかった」発言を曲解してたとしても、その発言を受けてめちゃくちゃ気になりだしたのでハッピーな誤解として受け止めようと思います!いやでも確かにずっと応援してきた人とぽっと出の私とで感覚違うのは当然と言えば当然だなって妙に納得できた。見当違いのところも多数あると思う、それでも優しく受け止めてくれるドリフェスのオタクの人たちほんと素敵ですね。ありがとうございます。

私、モーニング娘。佐藤優樹ちゃんが何よりもライブが好きって事を言いたさに「握手会は苦手なんですけど」ってコメントしたのが大好き過ぎて、それがあってそういう発言聞くたびドキドキするので進んで曲解したところがなくもないかもです…笑

 

あと名前の誤字失礼しました!汗

ひとりのこと

 

一人で居る事が大好きだなぁと、先日かみしめて思いましたので、ひとりのことについて書こうと思います。

 

私はたいていの事はひとりでなんでもできるしどこにでも行けます。(あぁ、でも海外は怖いから行けない…)人から稀に見る自立心の高さと言われた事もあるのですが…。自立心ももちろんありますが何よりひとりで居ることが単純に、本当に、楽しいです。

 

ブリーフアンドトランクスに「ひとりのうた」という曲がありますが、すげ〜〜分かる。曲の構成も、ひとりきりっていいよねが9割、ひとりきりって寂しいが1割。完璧な比率!

ひとりで居て楽しいときは、いつもこの曲が頭の中で流れていて「めっちゃ楽しい〜はっぴ〜ひとり〜〜!」って心の中で歌っています。ひとり好きな人は聞いてみてください、ブリトラ他にも良曲ありますので…。取り敢えずこの曲をBGMとしてこの記事読んでほしい。笑

 

仕事後ひとりで美味しいコーヒーを飲みながら読書をしたり、カジュアルなワインが美味しいお店に行ってもぐもぐ食べたり(ワインは飲めない)、ひとりで行く買い物も大好きですし、ひとりで美術館に行くのも好き。

同行者に気を遣わないというのが大きな要因ですが、それだけじゃなくって、ひとりで居ると周りを見るのがめちゃくちゃ面白い。同行者が居ると必然的に会話が生じるのでそちらに気を向けて会話を成り立たせなくてはならない。私にとっては会話って結構集中力が要る。言葉を選んだり相手の様子を見たり、途切れたら新しい話題を探したり。

ひとりで居るとそこに使っている労力を周りを見る事に使える。人のまばらなところと密集しているところの差とか、人が一斉に動いている様子をじっと見られる。ワラワラって不揃いに個々に動くものが面白すぎる。昔から不揃いが大好きで、試験のマークシートのマークの規則性のなさとか、サッカーの試合を上から写したときの選手のパラパラした動きとか、見ていて本当に楽しい。

 

あと人間で言うと、人間の姿形の造形、個体差がありすぎてびっくりする!当たり前の事だけど、思っている以上に同じところがない。あんまり人の顔をじろじろ見るのは褒められた事ではないんですが、そのひとりの顔におさまってるパーツの組み合わせの塩梅が、世の中に一つしかないんだぁって思うと興味津々になってしまって…。丸顔、面長、シャープ、大きい小さい、せまいひろい、なだらか急、とか、その中間とか。同じ人間なのにこんなに違ってそれも個に個の自我があるって神秘的すぎませんか。

まず男と女、そこからずっと要素の樹形図が広がり続けて毛細血管か〜〜みたいなレベルにまで続けてようやく個にたどり着くの凄すぎて凄い。生き物ってすごい。

私はこの女の人のお顔を好きだと思うけどそれはなぜだろう?!って考えるのも楽しい。このパーツがこうで、ここがこうだから好きっていう、好きな理由を探すのも大好き。なので割と女の人の顔を見てる事が多い。

 

あとは風景も面白い。パッと見たときの建物と空の比率とか、見る場所に左右される構図とか、色合いとか、建物の形とか。立ち止まって見るのもいいですけど大体は通り過ぎながら見てるの瞬間性もいとしいというか、その時しかない!と思うとより素晴らしく感じるもので。

 

あと一人でご飯を食べるとき、行儀がよくないけれども本を読みながら食べるのもよくやります。川上未映子さんのエッセイで、面白い本は読むことだけに夢中になってしまうと面白いって体現してるようなものなので、そこまででもないよ、ご飯を食べる片手間に読めちゃうくらいだし夢中じゃないんだからね!っていう態度で読んでるというような事を書いていた(気がする、曖昧ですが…)のが印象的で可愛くて。

高校生の頃はもう未映子さんが羨ましくて憧れだったので真似してたんですけど、結局読書の片手間にご飯を食べるになってしまって、逆転してるじゃんって。今でもたまに読書の片手間にご飯食べてます。

 

結局人に気を遣うのが苦手なのと、人の前では見栄っ張りな性格なのが災いして、他人の前では強固に自分を作っておきたいし弱いところはなるべく見られたくないと常々思っていて、そういう点でやっぱりひとりが一番気楽なのだろうなぁと。

知らない人ばかりなら格好悪いところを見られても全く問題ないし、もう会わない人になら弱いところを見せてもその後差し支えがないと考えてしまうから、だからこそ近しい人には弱さや格好悪いところは出せなくなってて割と難儀していますが…。

 

とにかく頭の中でぐるぐる目まぐるしく考えるのが癖なので考えてる事の変遷とか、意識せず流れてたものを認識して、自分今こんな事考えてたんだなぁ、変なの…って思う。

誰かといた後、楽しかったなぁと思うけれど、結局ひとりが一番楽しいのかもしれないって思ってしまうのはちょっと悲しいし相手に失礼かもしれない。あと、ひとりでいるのが楽しいはずなのに、誰かと連絡を取り合っていたり、ツイッターで人の気配を感じたりすることはやめない矛盾は不思議。それでも街中でひとりで行動しているときの満ち足りた感覚、足先まで行き渡るよう全能感はひとりでいるときしか味わえない訳で、誰かといると得られない。

ひとり行動をしてとても楽しかったのだと、人に話すと、やっぱりそういうところが変だねと言われたけど、それでもやっぱり、ひとりきりっていいよね。

 

おわり!

読書といっしょ(大学生編)

 

こんにちは!

今回は久々に読書歴を振り返る記事にしま〜す。大学生編です。大学生の頃は比較的たくさん読めて楽しかったな〜でももっと読めたよなって思う…それはいつもの事で…。本だけが好きな人生だったら確実に今よりもっとたくさんの本を読めたんですけれど、いろんなものが好きな人生だったから今の私になってるので難しい。

それでも読書というのは急かされる事なく、取り残される事もなく、私が読みたいと思った時には側にいてくれるもので、こちらのリズムを尊重してくれる優しい趣味だなぁ〜と心から思います。

 

大学は通学電車が片道1時間くらいあったのでその時間で結構読み進めたなぁって思い出。阪急電車に乗っていたけど阪急電車は読んでません!笑

という事で大学時代に読んだ本たちで印象深いものを挙げていきます。

 

 

フラニーとゾーイー / サリンジャー

 

私は今26歳なのですが(女児)、現時点で人生で読んで良かった本10選に入ります。

まずもってフラニーとゾーイーを手に取った理由は忘れてしまいましたが、まだバイトも始めていない一回生のGW、積ん読消化クエストに挑み、その時に読みました。

前提として、その頃は高校卒業したてのサブカルアングラ陰鬱を好む第二次厨二病的な時期。普通の小説は面白くない、やっぱ人が死ぬとか美少女が出てくるとかお耽美要素がないとね…って春が青く光る世代、健全に病んでました。青の時代を読んで喜んでいました。青の時代は最初の方めっちゃおもろい。

 

そういうひねた私に一石を投じ、明るいものごとの素晴らしさを気付かせてくれるきっかけになった本です。物語のあらすじはなんてことなくて、大学でとにかく周りの人達のエゴに嫌気がさして自己嫌悪にも陥ったフラニーを兄のゾーイーがひたすら励まし倒すだけ。これまで読んだ事がないわって程の会話量、地の文より会話、台詞がずーっと続くのでかぎかっこを見失う。

それまでずっとラノベなどに多い台本書きの小説を否定していた地の文大好きな私は見事にボコボコにされました。会話文の妙…口調から語尾に至るまでの流れ、その問いに対しその返答がされる事の唯一さ、唯一のやり取りが続き続ける面白さ…なんと言えば良いのか難しいですが、フラニーとゾーイーという人物の属性や性格のぶつけ方、その組み合わせ方がうますぎる。永遠に続くと思うくらいに長い兄妹の会話が心地良すぎてむしろ永遠に続いて欲しいと思う。

 

最終的にはこういう自分でも良いんだ、狡くていやらしくても生きて良いんだって思えるような終わり方なのですが、そういう救われる終わり方でこんなにも心に残っている本はこれまでなかったからびっくりした。希望的な事、ぴかぴかした事、明るい事は「軽い」とか、「中身がない」とか思うような年頃だったのですが、この本を夢中で読んでその思い込みが晴れたような気がします。

その後アイカツ、三次元アイドルとの出会いで完全に払拭されて今に至るのですが、フラニーとゾーイーはその最初のきっかけだったなぁと今になって思います。

 

前述した会話文の応酬、その魅力に感動するにあたってもっとも重要なのは訳です。人生で初めて訳者という存在の凄さに感じ入った本でもあります。

原文を読めない私は訳したものを読む他ないので、真の意味で原文の良さをそのまま味わう事ができない。その悲しみがある反面、訳者というまた別の人物を経て私の理解できる言語に仕立てあげてもらう為、訳者がどのような訳をするかという手腕が味わえるのです!

いや、そんなん外国の本全部そうやんって感じなんですけど、何故かそれまで訳者と日本語訳について何も思わずやっきていたんですよね。この本で文章が余りに面白い!日本語訳が良すぎる!!!誰?!こんな文章書くの?!ってハイテンションになってようやく原文を訳すという役割の重要性と芸術性に気づきました…お恥ずかしい…!

 

野崎孝訳で読んだのですが本当に素晴らしい…いや、原文を読めない以上忠実に再現されているのかどうかははかることができないんですけども。単純に面白くて巧妙で個性的で…。語尾とか…そんなん…センスやん…。他の国の言語ってどうやってニュアンス表現するわけ…?日本語は柔軟に主語述語並び替えできるし類義語がめちゃくちゃあって選び取る個性が出やすいし漢字ひらがなも自由にできるから遊んだり癖付けしやすい気がするんですけども…。他の国の言葉に詳しい人、教えてほしい。

 

話を戻すと、野崎孝訳のフラニーととゾーイーの会話文、本当に可愛くて面白いのです。なんて事ないようで皮肉や例えを効かせていたり、その掛け合いがめちゃくちゃ面白いです。読んで体感してほしい。

YouTubeかなにかで爆笑問題の太田さんがお勧めの本を紹介している番組の動画を見たのですが、おすすめの中にフラニーとゾーイーがあったのです。人間失格とか太宰治の作品を読んで絶望感ややり切れなさを抱え厭世的になっていた時にフラニーとゾーイーを読んで救われたというような事を言っていて…。え、めっちゃわかる、……。

私は絶望したり世の中や自分が嫌になったりした訳じゃないけれども、明るいものを軽く見るのをやめる事ができた。フラニーとゾーイーは押し付けがましくなくって、ぐだぐだと会話してるだけで、読み終わる頃には結果的にたくさんの人を救済してる本だと思うんです。

読むと、「〜なんだな」って言いたくなること必至です…笑

 

一冊目でめちゃくちゃ長くなってしまった〜!大学時代読んだ本で面白いのたくさんあるのでこれ以降はサクサク行こう!!!

 

春琴抄 / 谷崎潤一郎

はじめて読んだ谷崎潤一郎著作。めちゃくちゃキュンとする。これまで数は多くないにしろそれなりに恋愛小説を読んできましたが一番キュンとしたのはその中のどれでもなくて、春琴抄。むしろ春琴抄のみ。短いのでおすすめです!

従者の名前が佐助なのでサスサク好きは一度は春琴抄パロディを考える、定石ですね!(?)

 

■アリ・ババと40人の盗賊 / リュックス・ルフォール

大学の資格過程で絵本を読んであらすじと感想を提出するというブックレポート的な課題があってめちゃくちゃ絵本を読んでいた時期があって、その時に読んだ中でも面白かったのがこれ。

アラビアンナイトの中の話の一つで、シンドバッドの冒険とかアラジンの魔法のランプとか個別に絵本になってますが、アリババと盗賊の話は読んだことがなくて。絵本を読み漁っているとこういう各国のおとぎ話や童話がやけに面白いと気付いて途中から童話ばっかり読んでいたのですが、アリババは大人が読んでもめちゃくちゃ面白い。

マギとかいう漫画で私が大好きな女の子モルジアナちゃんのモデルになったであろうと思われるマルジャーナという奴隷の女性がマジで聡明かつ冷酷かつ容赦なくて面白すぎます…アリババよりもむしろマルジャーナが強すぎる…敵わないこんなの…って…うう…アリモル……。全然関係ないですが私が一冊だけ持ってるR18の同人誌がアリモルです!(どうでも良い)

すみません、邪なオタクが邪魔しましたが、とにかく普通にお話として面白いので千夜一夜物語に対する興味が湧いたきっかけでもあります。あの11巻セット、めちゃくちゃ欲しいんですけど完走できる気がしない…。でも欲しい…この物欲め…!!!

 

 

虐殺器官 / 伊藤計劃

伊藤計劃さんが亡くなってその絶筆の作品を友人の円城塔さんが引き継いで完結させるというどう考えてもアツすぎる流れをタイムラインに流れてきたツイートで知り、すごすぎる…と思って吸い寄せられるように虐殺器官とハーモニーを購入していた私。

ハンパないって。

なにこの世界の作り込み…無理だって!こんなん、太刀打ちできないって!!!

精緻過ぎる世界の組み上げと、それを説明的になり過ぎないようにチョコ出しするうまさが尋常じゃない…たらもんじゃねーな、たらもんじゃねーよ。読めばわかる。

あと余談ですが、その「屍者の帝国」アニメ映画化について物申したい。なんでBLちっくにしたんですかね…がっかりしすぎて、観たかったけど観ていません。フライデーの何もなさこそ普通の屍者のあるべき姿として対比する為に側に居させていたと思うのでそこに私情を乗せるのはどうかと…。あと私はワトソソ君がハダリーにそそのかされるところが一等好きなのにな…。観てないから省かれてるかどうか知らないですけど!泣

 

 

砂の女 / 安部公房

あの、待って、めちゃくちゃ面白い。

なんでもっとはやく読まなかったのだろうと後悔して、いや大学生という微妙に成熟した時点で読んだからこそ良かったのか?とぐるぐる考えてしまう。設定が特殊すぎて最初は、は?どういう事?って置いてけぼりになるしとても怖いんですけれど、これでもかというほどバチボコに「人間」をぶつけられる。あぁめちゃくちゃ人間だなぁ、人間ってそういうとこある、この勝手さこのなし崩し感…人間すぎる…!ジワジワ毛穴から入り込んで来るような怖さといやらしさと有り余る人間味…キモいはずなのに面白すぎるっていうすごい本。

言いよって来る男の人にとりあえず「砂の女」を読んでみてって言って、読後の感想でその人をはかるというとんでもないことをしていたのですが、まず読んでくれた人は一人しかいなかったから許されるよね、ハム太郎

 

■われらをめぐる海 / レイチェル・カーソン

再登場を果たしたレイチェル・カーソン氏!カーソンさんの自然大好き!っていう気持ちがめちゃくちゃ伝わってくる美しい海の冒険記という感じ。

いろんな海や海流を紹介してくれるんですけど科学的な知見と感性的な描写が両方あってそこもカーソンさんのすごいところなんです!カーソンさんと同じ船に乗っていっしょに航海をしている気持ちになれる素晴らしい本。大学の図書館で借りて読んだので手元に置いていなくって、買わなきゃって思ってます。装丁の写真も美しい〜!

 

 

■海と毒薬 / 遠藤周作

これまで読んできた中で一番怖い本です。出版社のなんとかフェアで装丁が味のある一色の紙になってた時に購入しました。くすんだ血の色みたいな赤に文字は緑の箔押し。毒々しさ感じる色合いに内容のおどろおどろしさが現れてるなぁと読んだあとになって思いました。そんなに長い訳ではないのに、怖くて仕方がなくて読むのにだいぶん時間がかかりました。集中して読めていると止まらなくなるタイプなのですが、集中して読むほど恐ろしさが押し寄せてきて途中で本を閉じる程でした。そんな体験をしたのもはじめてで…。

いろんな意味で思い出深いので自分の同人誌に引用したり…。読んでみて欲しいけどもめちゃくちゃ怖いので軽率に勧めたりもできず。

人間の残虐性、無関心、無感動、罪の意識、罪悪感、社会からの断罪などなどずっと根底に流れている要素に不安が加速していくようで、読み進めて逃げてもまとわりついてくるし離してもらえない。そんなような怖さ…。戦時中の話だから、医者という特殊な職業だから、というのは関係なく現代でもこういう人はおそらくいるのだろうし、自分に起こった出来事に対して悲しい程に無感動な自分が悲しくなる事はわたしにもよくあるので。

 

この本は読み返すの大変そうだなぁ、読み返すかなぁ、無理かなぁ、、、。

たいていの本は臆さず読める私ですが海と毒薬はしんどかった。でも本を読んでしんどくなること、心がつらくて本を閉じてしまうこと、怖いと思いながらも読むのをやめないこと、それらの経験はおぼえておきたい。

読書が大好きなのに苦しみながら読んでいる自分と、読んでいて苦しくなるような本と、苦しみながら読んだ時間たちがあったことをずっとおぼえておきたいですね。

 

 

こんなどんより終わるとは思ってなかったですが、読んだ順に書いてるのでしょうがないですね。海と毒薬はちょうど就活〜卒業制作らへんでずっと読んでいたのですが、その怖さに影響されずちゃんと完成させられて良かったな…。

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大学時代に読んだ本で自分の好みがより確定した気がきます。でもやっぱり今後私が生きてる間に出会える本の数には限りがあること、その限りの中で世の中にたくさんある良い本にどれだけ出会えるかどうか。選書の重要さを噛みしめるし、この生涯で出会えない素晴らしい本たちの事を思うとしんどくなる。読書の事を考えるたびにそう思っていたんですよね。私の人生は読書極振りじゃないから、そのほかの趣味もたくさんあって、遊ぶのも大好きだし寝るのも大好きだし。純粋に読書極振りの人生を歩んでいる人には生涯で読める本の量は太刀打ちできないわけだから。

 

そんな意味不明なスケールの悩みに、思わぬ方向から理解者が現れてアンデルセンさんのことめちゃくちゃ信頼できるなぁと思いました。スキ!

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わかりすぎるくらいわかる!!!でも本がないと悲しい!泣

 

次は社会人編ですね。いつになるか分からないけど。文字にしてまとめる事は良いことだ。内容はまとまってないけど、記録として振り返って残せるのは良いことだ。あと夏、まだ死ぬな!!!!!!我を置いていかないで!!!!!ずっと側にいて!!!!!!!!

 

おわり!

かななんのバースデー

 

アンジュルム中西香菜さんバースデーイベントの事を振り返ろうと思います。あのぅ、きはめちゃん、、、かななんのバースデー6月なんですけど…っていうツッコミは受け付けません。だってまだまだ鮮明に覚えているのだから。わたしにとって初めてのバースデーイベント、ソロイベント。

次の日仕事なので2公演目は泣く泣く諦め弾丸東京。アンジュのコンサートも一緒に行って下さったみつせさんが4列目とかいうウルトラスーパー神席を当てて下さり本当にワクワクが止まんない!!!状態でした。待って、4列目とかもしかしたら、かななんの目に自分が写ってしまう可能性があるくないか?わたしの顔部分だけマジックミラーになんねーかな。

ドクソ新参ですが中西香菜のオタクとして精一杯身なりを整えて臨みました。普段コンサートではしないカラコンを装備、髪を巻き香水をふりかけお上品なワンピを着込み高めのヒールを履いて新幹線に乗り込む私を誰がオタクと思うだろうよ。バッグからはみ出たアンジュルムペンライトのみが私をオタクたらしめる光る棒なのだ。

十人十色、10色あるペンライトですが今日は今日だけは終始1色しか灯しませんからね…ええ…。

 

イベントに向かう前に、みつせさんとランチインシナガワ。

もちろんハロプロについて数時間に渡り語り合った訳ですが、みつせさんがいろいろなアンジュ及びかななんエピソードを聞かせてくれるのです。私はこの間始めてコンサートに行ったようなド新参なので過去の事は全然知らなくって、過去のかななんのぶっ飛び話を聞いては驚いていました。かななんがまーちゃんと仲良しなのなんでだろうって思ってたけど福田邸の障子に穴を開けようとした事を聞いた今ではなんか…分かるような…気がする…。かななんはキャスターかバーサーカーなんだな。

 

そんなこんなで(?)オタク話に花を咲かせながら会場へ。

遊具で遊ぶ子供とその親たちをよそに、薄いピンク色のオタクたちが集まるスクエア荏原ひらつかホール。

グッズについて一言物申したい。

タオル、めっっっちゃ紫やん!!!!!

え?どう見ても薄い紫やん…

かななんというよりかわむやん

????

発注するのは一枚サンプル送ってもらって色味確認してからにしような、約束だ。さらに、むしろこの絵でピンクのTシャツ売れば良かったのでは?と鋭いツッコミを入れるみつせさん。ピンクのTシャツ欲しいよな…。自作じゃなくて…涙

 

では!

気を取り直して、イベントの内容に!

おなじみすぎる鈴木啓太さん、この日は噴水ちょんまげヘアで登場〜カワピ〜〜♡(かななんの要望との事)

 

ていうか…、

あの…、

四列目から見る中西香菜さん、あまりにもかわいい。

 

お衣装は膝下までのギンガムチェックワンピースなんですが、ボディラインに沿うようなシルエットが美しく、淡い色のギンガムだけど可愛くなりすぎない。そしてハイネックからのノースリーブで肩が見える。肩からわきへのノースリーブのカットが結構鋭くて、女子ならみんなあるあのわきのプニってやつが見えてて、それが可愛いと思って喜ぶ自分はアリなのか?人として?とイベント中ずっと葛藤していた。

グッズの写真でパッと見かなり大人しめだなぁと思ったんですけど実際全身で見ると優しいお姉さんのかななんらしい雰囲気でした…。こないだ梅田で同じ服着てた子見かけて、どこで?!お買い求めに?!?って詰め寄るところでした…ハロプロクローゼットさん特定頼む…

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また、登場が「こんにちは佐藤優樹でーす!」だったのはパンチありました笑

まーちゃんから「今日は行けないから、まさの話して」ってメールがあったとの事です。まさの話してって言われたからってまさで登場するあたりのぶっ飛び加減と、まさかなほっこりエピソード。飯がうめぇや!!!

 

MCというかトークと、企画たちを見ていて感じたのは、もしかするとかななんは…あまり自分に自信を持てていないのかもしれない…という事です。

ファン歴が浅く、更に容姿と歌声に惹かれて好きになった私なので、パーソナルな部分、人柄というか中身というか、これまでの経歴来歴等を踏まえた見方がまだ出来ず……ただとても優しい子というのはこれまでの現場で伝わってきていました。

 

企画の一つ目が「私これからどうやって生きていけばいい?」(うろ覚えですがそんなニュアンス)

このタイトルからもありありと分かるし、本人も優柔不断でなかなか自分で決められないからファンの皆さんに助けてもらおうと思って、と言っていました。

事前にカフェで語らっていた時に、みつせさんが「かななんはイエスマンなところがあるから将来変な男に捕まらないか、それが心配」と言っていた事がその場でバチっとはまりすぎて、彼女の性分というか在り方を始めてちゃんと知ったような思いがしました。

 

事前に準備されてあるかななんからの質問用紙に記入するとイベント時に読まれて更に名指しで立たされる場合があると聞き、空気になりたいオタクの私は勇気が出せず書くことはできなかったのですが…。

ところどころで「私なんて全然…」という返答をするのがとても気になってしまって… 「アンジュルムの他の可愛いメンバーが自慢」的な事とか。冒頭にも「よかった〜人来てた〜〜!マネージャーさんに誰もいなかったらどうしようって話してたんですよ、そしたら2人は絶対居るから大丈夫って言われました」と。

やっぱりそういうのはもし冗談だとしてもこちらは悲しいじゃないですか…、私は中西香菜さんの事が好きで大阪からこの場に馳せ参じたし、この場にいるのはみんなそういうオタク達なんですよね…。謙虚とも言えますが過ぎるのも考えものです。中西さんのこういうところが大好きなんだよって並べて本人の前でひとつひとつ読み上げたい。(※もちろん自身の顔部分はマジックミラー)

他でもない貴女がアンジュルムに居たからこそ私はアンジュルムをこれほど好きになり、更に遡ってスマイレージの曲たちに辿り着く事が出来たのだから!!!

加入時は本当に何もできなくて寝る前にもメモ見て、起きてからすぐにメモ見て、ご飯を食べながら、移動中にもメモを見ていたと話してくれたかななん。年端もいかぬ頃からハロープロジェクトというストイックな場でデビューを勝ち取り、努力を続けた結果に今の中西さんがあるのだから、ファンとしてはそれを誇って欲しいと思います。

はわ……私はこんなにもかななんの事大好きなのに…ここに来てるおたくみんなそうなのに……ふぇぇ…かななん…私ほんとにほんとにかななんのこと大好きなのに…なんでぇ…泣泣 と嘆きながら見守っていました。

「かながファミレスでメニューに迷ったときはみなさんに聞きますねʚ♡ɞ」ほぇぇぇ……かななん… 

 

ところがどっこい!!!!(こんないかにもな切り返し初めて使った)

 

特技コーナーではフラフープとか似顔絵とかマジで全然出来てなくても「できてる!上手い!これもかなの特技!」って自分で特技認定するその強引さにびっくりしました…さっきまでの決められない女子感は一体どこへ?!

足ツボシートのデコボコが付いてないところだけをつま先立ちで進んで行ったり…え…これ足ツボシート意味ある?企画倒れでは?!?ねぇかななん!と思ったり。

かななんの伸ばしたら良いなと思うところ「色気」というファン回答に対して鈴木啓太さんがじゃあ色気全開で企画タイトル読み上げてみてって振ると、「絶対嫌です、啓太さんがお手本見せて下さい!啓太さんの色気全開のタイトルまで〜〜!3!2!1!」と啓太さんにやらせる強引さ!!!笑笑

 

「なんでも良い」って言うからこちらから提案したら「それはヤダ」って言う子の気配を感じ取りました笑

グループの中では年が上だから普段後輩達を優先してるのか、グループの中でもそういう感じなのか、新参なので理解不十分ですが、どちらにせよなんだこの変な女の子は……面白いじゃない!!!(※混乱気味)

 

そんな怒涛の掌返し的な面にキャパオーバーに陥りながらもほんとにマジで容姿が、顔が、佇まいが好きなんだょぉ…ってドキドキは止まらなくて。足ツボコーナーのあと、ヒールを履いてるときの喋りながら片足上げてストラップ直す動作とか…大好きが止まらない…あとすっぱいジュース飲んだ後の表情が最高で、何て言ったらいいのか、眉根を寄せた苦い顔(すっぱい)の眉と目のバランスがもうどタイプで…心の中がぐちゃぐちゃな状態で休む間も無くライブパートに…汗汗

 

サプライズゲストで真野恵里菜さんが来られたのですが、真野さんちっっちゃい!!!通常の人間よりも一回り小さい規格…手足細いし頭も小さい。

あゆみんの事書いたブログでも言いましたが私は小さい人間大好きなんですよねぇ…。ハロオタ数年目とは言え、真野さん曲はおさえられてないのでかななんが歌った曲は後から調べて購入しましたが…。真野さん曲でも完璧にコール入れられる歴戦のオタク達の立派さ…。元気者で〜〜〜行こぉ〜〜!!!!

っ、ていうかそんなことはどうでもよくて、真野さんが登場した時のかななんの喜びようと言ったら…泣  子供みたいに「真野さ〜〜〜ん!!!」ってハグしててもう何、ここは幸せ空間なのか?いや、そうだったわ…。かななんの方がデカいのがまたもう…好きじゃん…。

 

黄昏交差点を二人で歌ってくれて…手を繋いで仲良しなの…可愛い泣。かななんのお歌を聞いて、やっぱり私はかななんの低くて癖のある歌声がダイスキなんだなぁ〜〜〜〜と改めて実感しました。

「私の心」を一人で歌っているかななんの懸命さ…腕の振りの緩急の美しさ…自然と涙が出てきてしまいました。お声が低いので高音のところきっと大変なのだろうけれど…。ファンとしてはかななんが歌いやすいキーの曲を(ハロ曲だいたい高いけど)歌ってくれれば良いなって思うのですが、私の心もパン屋さんもかななん自身が選んだ曲たちなのです。それだけでもうプライスレスというかボーダレス…世界平和。(?)

最後の青春宣言で親に触れる歌詞があって、かななんを産んで下さったご両親に多大なる感謝の念を感じる涙涙の時間でした。

 

自信なさげかと思わせてやりたい放題だったかななんには割と振り回され、気付けばその分更に好きになっていた…。今後もアンジュルム及び中西香菜さんをずっと応援したい、見ていきたいなって思った。なんて言うかかななんの無邪気さと二律背反なところを凄く見せられて、ガチ恋してしまう気持ちがとても理解できた。こんなはちゃめちゃで美しいひと、好きにならざるを得ない…、完璧に素晴らしい人よりもどこか足りてなかったり人間らしい人が好きでたまらないので、中西香菜という人への焦がれが強まったイベントでした。

私があゆみんを好きな気持ちと、かななんを好きな気持ちは本当に種類が違う…。こういう好きの在り方はかななんだからこそなのだろうと思いました。

 

かななんの写真集出ないかな、あんな美しい子の写真を残さないなんて愚か過ぎる。受注でもなんでもいい、頼む。俺はTOCCAのすらっとしたワンピースを着た中西香菜さんが見たい。あとハイネックの黒いリブニットにハイウエストのスカートとか。あとあと白の薄手キャミワンピにカンカン帽でカゴバックを持ってるかななんとか最高。レースアップサンダル履いて〜〜泣 あっ、待って、ルームウェアも外せない…いや、お着物もキマるでしょ絶対…敢えてシンプルな訪問着を推したいねあたしゃ……。

 

きりがないからやめます。

あ〜〜んかななんBDイベ最高だった〜〜泣泣  ちょうどDVDの通販始まりましたね♡♡♡♡買わなきゃ♡